ある日、巨大なダンジョンが突然、街の真ん中に出現した。 蒼一はごく普通の高校2年生。学校でもスポーツでも特に目立つところはない。友人の健太に好奇心からダンジョンの入口へ連れて行かれ、軽い気持ちで中に入るが、最初のモンスターにボコボコにされて追い出されてしまう。悔しい。怒りが込み上げる。その瞬間、彼は決意する。「俺は世界最強になる。」 翌日から、蒼一は毎日ダンジョンに通い詰める。浅い階層で何度もモンスターと戦い、少しずつ強くなっていく。そこで出会ったのは、クールで腕の立つ先輩冒険者、琴音。蒼一の本気を見て真剣に向き合ってくれる彼女は、ダンジョンの仕組みを教えてくれ、蒼一の成長は加速する。胸が高鳴るのを感じつつも、彼はひたすら修練に集中する。 やがて蒼一は中層階へと踏み込む。モンスターは格段に強く、何度も危機に陥るが、琴音の助言を思い出し戦術を変えて初めて中層階での勝利を掴む。自分が本当に変わっていくのを実感する。 その頃、彼らは「ヴェイルフォース」と呼ばれる影の組織の存在を知る。ダンジョンの管理者を自称し、強力な武器や情報を独占し、自分たちの利益のためにダンジョンを支配していた。