取引は無慈悲だった。「月に一度だけ外に出られたら、仕送りを倍にする」――引きこもり歴五年の女子大生、桜間栞はその条件を受け入れ、人との接触を最小限に抑えられる配達のアルバイトを選んだ。 しかし、何かがおかしい。初日、高級マンションで殺人被害者を発見する。翌週、誰かの郵便物が配達物に混入していた。数日後、受け取りを拒否した高齢男性が自殺と断定される遺体で見つかる。 「これ…全部つながっている。」 栞の鋭い推理力がついに目覚める。配達網がその姿を現し、彼女のルート上の別々の事件が一つの犯罪組織の仕業であることが判明する。配達仲間の直樹は彼女の謎めいた知性に惹かれていく。センターの管理者の怪しい行動も不穏さを増す。 一体誰が背後にいるのか?なぜ配達システムを隠れ蓑にするのか? 栞は決意する。部屋からは見えなかった街の秘密が彼女を呼んでいる。毎日家を出て、包みと署名に隠された真実を暴くのだ。全七話を通じて、引きこもりの天才が配達の闇を暴き、犯人の正体を突き止め、そして彼女の人生を変えるかもしれない謎の人物と出会う――。 推理配達便――引きこもり女子大生、街に出る。
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