ザウン南部の廃工場で、壊れた機械を直すのが得意な発明家の少年ヴィクター。彼の唯一の肉親だった父が遺したのは、古い歯車と一枚の配管図だった。ある日、幼馴染で爆破技師見習いのジンクスとともに工場の地下へ落ちたヴィクターは、上町の議事堂まで続くという古い配管網を発見する。試しに手紙を流してみると、それは本当に上町へと吸い込まれていき——。声の郵便、秘密基地、爆破計画、そしてなぜか届いてしまった議長への手紙。ドタバタと事件が積み重なる下町コメディ、開幕。