ヘルゲ・ムート
あらすじ・世界観のみ
完全なる異界アルカナード。百年戦争により王都ヴェルディアは灰燼に帰した。その戦場で、敵国の王子ソラエルと騎士レオヴィルドは、呪いの血契約で魂を繋がれてしまう。互いの生死、感覚、心まで共有する運命。宿敵であるはずの王子への憎悪は、時が経つにつれ、別の感情へと変質していく。 レオヴィルドは王都の復興騎士団に属し、ソラエルを監視・拘束する使命を負う。だが呪いの絆により、王子の苦痛は己の苦痛。王子の喜びは己の喜び。完全な分離不可能な関係に、レオヴィルドの理性は揺らぎ続ける。一方、ソラエルも同じ苦しみを抱えていた。異国人である王子を敵と見なす兵士たちの中で、ただ一人自分を支えるレオヴィルド。その絆を呪いながらも、次第に頼るようになる。 王都ではレオヴィルドの同期騎士アーシュが、王子への強い警戒心を示す。彼は上司の獰猛な騎士団長ヴァルターと共に、呪いを理由にソラエルを処刑すべきと主張し始める。さらに、戦災孤児から身を起こした若き魔法研究者リーベルが、呪いの秘密を解く鍵を握る唯一の人物として現れる。三者三様の思惑が交錯する中、レオヴィルドの心は引き裂かれていく。 禁忌の絆の秘密が明かされ、ソラ
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