鈴
鈴原トウジ
1話 100pt
2015年。東京-3は、使徒と呼ばれる謎の存在による絶え間ない攻撃にさらされていた。 鈴原トウジ、14歳の中学生。彼は、第四使徒の襲撃の際に妹のケイコに起きた出来事を、決して許していなかった。彼が責めたい相手は、エヴァンゲリオンを操縦する気弱な少年、碇シンジ。「妹のことを……お前のせいだ」——しかし、そう言おうとするたびに、言葉は喉の奥で消えてしまう。震えるシンジの手を見るたび、本当に憎むべき相手は自分自身だけだと気づくからだ。 ある日、トウジはNERV本部へ呼び出される。彼はエヴァンゲリオン三号機のパイロットになると告げられる。拒否する権利はない。ただ妹を守りたい一心で、トウジはうなずく。しかしその夜、謎の調査員・加持リョウジが彼にささやく。「三号機にはある仕掛けが施されている。乗ればお前は、『選ばれなかった』者になる」 トウジはまだ知らない。彼の周りでは、すでに別の恋物語が動き始めている。一人目は、クラス委員長の洞木ヒカリ。彼女はいつもトウジを叱るが、密かに彼の不器用な優しさに気づいていた。二人目は、NERVオペレーターの伊吹マヤ。パイロットを支える大人の女性だが、トウジのま