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高校二年の夏。密かに憧れていたクラスメイト・夏色まつりから突然の電話を受けたユウト。「私と一緒に花火を追いかけてほしい!」意味不明だけど、キラキラしたその言葉。気づけばユウトは、まつりの「全日本夏祭り横断ツアー」に巻き込まれていた。目的は、幼い頃に生き別れた親友・アオイを見つけること。手がかりはたったひとつ、毎年違う夏祭りに、アオイが一瞬だけ現れるという。それだけを頼りに、ユウトとまつりは弾けるような旅に出る。新幹線でおにぎりを分け合い、知らない町の夜店で笑い、星空の下で寄り添って眠る。少しずつ距離が縮まる中、まつりのまっすぐさと、時折見せる寂しげな横顔に、ユウトは胸の奥がきゅっと痛むような新しい感情を覚えていく。しかし旅の途中、まつりの前に、探していたはずのアオイ本人が現れる。「もう来ないで。私を探さないで」冷たく言い放つアオイ。さらにその背後には、彼女を執拗に追う不審な大人たちの影があった。アオイは何かから逃げている。その組織は、まつりのことも危険な「障害」と見なし始める。「それでも、私はあの子を助けたい!」制止するユウトの願いも空しく、まつりはたった一人でアオイのもとへ走り出す。
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