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鹿乃のサブキャラクター、バンビ。彼女が主役の舞台に立つことはない。ただ、鹿乃が歌うとき、その後ろでそっと角を揺らすだけの存在。 でも、バンビには秘密がある。 鹿乃の歌声を聞くたびに、胸が締め付けられるほど切なくなる。鹿乃が笑えば、自分も笑う。鹿乃が泣けば、心が張り裂けそうになる。一番近くにいるのに、鹿乃はバンビに気づかない。 だってバンビは、ただの影のサブキャラクターだから。 でもある日、バンビの目の前に一人の男が現れる。毎回配信のチャットに現れる、謎のリスナー「シカク」。彼は鹿乃の大ファンで、彼女の声を「世界で一番美しい音」と呼ぶ。 バンビは初めて、誰かが自分を見てくれているような気がした。 でも、シカクが見ているのは鹿乃であって、バンビではない。 バンビは気づいてしまう。自分は鹿乃の代わりでしかない。鹿乃がいなければ、誰も自分を見てくれない。 そんなとき、鹿乃の配信中に異変が起きる。鹿乃が声を失ってしまう。原因不明のトラブル。鹿乃は泣きながら、「もう歌えないかもしれない」とつぶやく。 バンビは決意する。自分が鹿乃の代わりに歌おうと。 でも、バンビに声はない。サブ
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