北
北見栞
あらすじのみ
1通 100pt
鈴原るるの箱庭は今日もざわめく にじさんじ所属のVTuber、鈴原るる。良家の令嬢として育った箱入り娘。その配信の裏側には、誰よりも彼女を敬愛し、そして誰よりも彼女を壊したいと願う一人のスタッフがいた。 主人公は、るるの配信を陰で支える映像編集スタッフの八雲あかり、二十歳。表向きは物静かで勤勉な彼女だが、その内側には、るるへの重すぎる愛情と嫉妬がとめどなく渦巻いている。配信で見せるるるの柔らかな笑顔も、ゲーム中の悲鳴も、あかりはすべて視聴者が愛するコンテンツへと磨き上げてきた。 ある日、るるの配信で小さなミスが起き、コメント欄が荒れる。あかりは荒らした視聴者の個人情報を特定し、匿名で勤務先に電話をかけ、追い詰めていく。るるのため。そう、すべてはるるのために。 だが、あかりの歪んだ献身とは別に、るるは大学で一人の男子学生と親しくなり始めていた。あかりの知らないところで、あかりに見せたことのない無邪気な笑顔を他人に向けるるる。その現場を偶然目撃した瞬間、あかりの中で何かが、パキリと音を立てて壊れた。 るるを守るためなら、何をしても許されるはずだった。そう信じていた。それなのに、る
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