珠乃井ナナのもしも〜ランフー大サーカスをクビになった日〜
珠乃井ナナは、ランフー大サーカスで最も元気な芸人である。歌い、踊り、太鼓を叩き、ライオンの相棒とともに毎日舞台に立っている。
ある日、ショーの最中、ナナは大きな失敗をしてしまう。観客はパニックになり、団長は激怒して言い放つ。「お前はクビだ」
ナナは初めて居場所を失う。街で泣いていると、イブという名の少女に出会う。小柄で、真っ白な髪に大きな赤い瞳。イブは言う。「一緒に、世界一のサーカスを作ろう」
こうして、二人だけのサーカスが始まる。だが、イブには秘密があった。街の大人たちから「厄災の子」と呼ばれているのだ。彼女の周りでは奇妙なことが起こる。食べ物は腐り、機械は壊れ、空は突然暗くなる。
それでも、ナナはあきらめない。「私はイブが好き。一緒にいたい」
二人はボロボロのテントを修理し、小さなショーを開く。最初は誰も来ない。それでも、ナナは歌う。イブは手を叩く。すると、少しずつ、奇妙な客たちが集まり始める。
だが、ランフー大サーカスの団長は許さない。裏では、ナナが二度と舞台に立てないように画策していた。さらに、イブの秘密を知る黒服の男たちも近づいてくる。
ある夜、二人の小さなテン