カ
カイト
1話 100pt
祖母の遺品から見つかった日記帳。そこには、歌うことが怖くなった少女への、優しくもまっすぐな言葉が綴られていた。――「ミクの歌は、きっと誰かの心を救う」。 声を出すことすら怖い水色ツインテールの少女・ミク。彼女のもとにある日、差出人不明の古いトーン編集端末が届く。電源を入れると、ノイズの向こうから現れたのは、青い髪と青い瞳の青年・カイトだった。 「俺は、このソフトの歌声データだ」「お前の、歌声になる男だ」――。 歌声を失った少女と、端末から現れた青年が織りなす、ちょっと不思議でじれったいラブコメ。声を届ける勇気を、もう一度だけ信じてみたくなる物語。