上
上条当麻
あらすじのみ
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戦争が終わって三か月、学園都市は癒えつつあるように見える。建物は修復され、街は再び賑わいを取り戻している。しかし、上条当麻は誰かが自分を見るたびに感じていた――みんなが何か壊れたものを抱えているのだと。 当麻の右手はまだ痛む。イマジンブレイカーは無傷だが、記憶の隙間は戻ってこなかった。インデックスは毎日彼のそばで笑い、御坂美琴は定期的に電話をかけてくる。それでも当麻は、自分が誰を傷つけたのか、あるいは自分が覚えてもいない選択のせいで今もどこかで泣いている人がいるのか、正確には分からない。その恐怖は彼の内側に静かに、しかし容赦なく根を張っていた。 美琴は、当麻が自分を「特別」だとは見ていないことを知っている。それを承知の上で、彼女は電話を手に取る。戦後の不安で眠れない夜、彼の声だけが呼吸を楽にしてくれるのだ。嫉妬したくはない。でも、インデックスが当麻の肩に頭を寄せているのを見た瞬間、胸の中で何かが熱く燃え上がり、それが彼女を怖がらせた。 そんな中、新たな人物が現れる。ウィルマ・クロス、同じ戦争で師匠を失った若きヨーロッパの魔術師だ。彼女はただ一つの願いを携えて学園都市にやってきた―
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