柊 里奈
あらすじ・世界観のみ
誰も、オカルト研究部に本当に幽霊がいるなんて思っていなかった。 東堂陽太はごく普通の高校2年生。スポーツは得意じゃないし、成績もトップではなく、基本的に目立たない存在だった。そんなある日、廊下で天宮澪という少女にぶつかられ、「人が嘘をついているのって分かる?」と尋ねられる。答える間もなく、彼女は文字通り空中に消えてしまった。 動揺した陽太は先生に彼女のことを尋ねる。すると返ってきた答えは――天宮澪は3年前に亡くなっているということだった。 しかし、陽太には誰にも言ったことのない不思議な能力があった。子供の頃から、人が嘘をついているかどうかをなんとなく感じ取れるのだ。声のわずかな震えや、決して外れない直感。 翌日、澪は再び現れた。「助けてほしい。私がどうやって死んだのか真実を突き止めて。」 3年前、澪は学校の屋上から落ちた。事故とされているが、澪は誰かに突き落とされたと確信している。しかし誰も信じてくれない。幽霊の証言は証拠にならないのだ。 だから彼女には陽太が必要だった。嘘を見抜ける生きている人間が。 陽太は怖かった。逃げ出したかった。でも澪の目は真剣そのもので、断れなか
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