根岸忠夫
あらすじ・世界観のみ
30歳の心霊研究家・蒼井悠也は、20年前に突如閉鎖された〈セントラルメモリアル病院〉の調査依頼を受ける。その病院では、異常な低温現象と複数の霊体の活動が報告されていた。冷静沈着で知識豊富な悠也だが、この調査は彼の人生を揺さぶる大きな転機となるはずだった。 病院の地下で悠也が最初に遭遇したのは、医療事故で亡くなった患者たちの怨念だった。20年前、この病院では医師たちの過失により複数の患者が不適切な治療で死亡していたのだ。悠也は時間をかけて各々の怨霊と対話を試み、その悲劇的な死の真相を記録していく。そこに現れたのが、かつてこの病院で働いていた初老の元看護師・島田。彼女は毎晩、自分が見守れなかった患者たちの亡骸を探すために病院をさまよっていた。悠也と島田は、次第に協力関係を築き、医療事故の全容を明かすためにともに調査を進める。 調査が進むにつれ、悠也は病院の建築主であり初代院長だった人物が、実は某大手製薬企業と結託し、未承認の新薬を患者に投与していたという衝撃の事実に辿り着く。20年前、その秘密がメディアに露出しかけたとき、企業幹部の指示で証拠隠滅が行われ、関係者たちが次々と事故で消され
あらすじ・世界観のみ