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絶望の果てに見る夢は エンジュ・キリガヤは、世界を絶望で満たそうとした首謀者だった。彼女には誰にも言えない秘密があった。幼い頃、希望の名のもとに家族が生きたまま焼き殺されたのだ。 希望という光が強く輝くほど、その影で苦しむ者がいる。エンジュは、その闇から生まれた復讐者だった。彼女の計画は、世界中から才能ある高校生たちを集めて「殺戮学園生活」を強制し、その悲劇を全世界に配信することで、人間の醜さを暴き、希望という名の欺瞞を粉々に打ち砕くこと。 だが、超高校級の幸運を持つ青年、カケル・ナギがその計画の障壁となる。彼はただ一人、彼女の絶望を信じなかった。それどころか、エンジュを本気で理解しようとした。「なぜ、泣いているんだ」と。 第三話、エンジュの過去を知ったカケルは、衝撃の提案をする。「誰とも協力せず、君を殺す」と。極限状態の中で、裁判も殺し合いもなく、ただ互いを理解し合う奇妙な時間が流れ始める。カケルは次第にエンジュの心を溶かしていくが、それを許せない者がいた。エンジュの双子の妹であり、右腕でもあるシオン・キリガヤだ。 シオンは「姉が弱くなっている」と断じ、カケルを直接手にかけ
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