雨宮拓海は、高校2年生のごく平凡な少年。いつも遅刻ばかりで、成績は中の下、友達も少ない。そんな彼がある日、突然異世界へと召喚されてしまう。 辿り着いたのは、魔法文明が高度に発達したエオラ大陸。しかしこの世界には致命的な欠陥があった。火、水、土、光、闇の属性魔法は栄えているのに、風の魔法だけが壊滅的に弱いのだ。その呪いの謎は、かつて世界を荒らしまわった暴走した風の精霊が封印されたことに起因していた。 古代遺跡を探索中、拓海は誤って封印を解いてしまい、繊細な少女の姿をした風の精霊ジンを目覚めさせる。数世紀もの封印で弱りきった彼女は、か弱く無力だった。しかし拓海がジンと契約を結んだ瞬間、世界で誰も持たなかった「風の力」が彼の中に目覚める。 ジンは彼の力の源となり、共に冒険を重ねるうちに徐々に回復していく。やがて二人の絆は恋へと深まり、甘いキスや胸が高鳴る触れ合い、無償の献身が彼らの旅の感情の核となっていく。 冴えない少年は大陸最強の風使いへと成長し、エオラの根幹を揺るがす権力争いに巻き込まれていく。道中、彼の才能を見抜く現実主義の傭兵隊長リゼッタ、誇り高き火の魔導士ケイとのライバル関