ア
アクア
1話 100pt
アクセルに雪が降り始めた日、カズマはいつものようにパーティー会場でだらだらしていた。アクアは得意げな顔で聖水を撒き散らして力を誇示し、めぐみんは爆裂魔法への愛を叫んで目を輝かせ、ダクネスは屈辱がたまらないと恍惚とした表情で呟いていた。 その夜、カズマはダンジョンで古い石板を見つけた。そこにはこう記されていた。「水の女神の涙は千の病を癒し、万の呪いを砕く。されどその心には、死者さえ蘇らせる力が宿る」 カズマはこれがアクアを指していると気づいた。しかし、その情報はすでに闇ギルド「ブラッドムーン」に漏れていた。首領のヴァルガスは、アクアが倒した魔王軍幹部の弟だった。彼はアクアを捕らえ、その心臓をえぐり出し、その力で兄を蘇らせようと企んでいた。 ある朝、アクアが消えた。カズマはまた何か馬鹿なことをしたのだと思ったが、彼女の部屋で血痕と割れた瓶を見て顔色を失った。めぐみんは震え、ダクネスはアクアの代わりになると申し出た。 カズマと仲間たちはブラッドムーンのアジトに突入した。しかし、そこら中に罠が仕掛けられていた。ダクネスは捕まり、めぐみんは魔力切れで倒れ、カズマは一人でヴァルガスに立ち向