レオニと咲希の、ぜったいないしょの話。 きらめく放課後のひととき、誰もいない教室で交わした、盗んだキス。それは、ふたりだけの秘密。そう思っていたのに――。 バンド「Leo/need」のキーボード担当、いつも太陽みたいな笑顔の天馬咲希が、最近ちょっと変だ。大親友でギター担当のレオニが、やけにそっけないのだ。練習中、目を合わせようとしても逸らされるし、ふたりきりになろうものなら、まるで怯えたウサギみたいに逃げ出してしまう。「ねえ、なんで逃げるの? もしかして……あのキス、そんなにダメだった?」咲希の心は、困惑と切なさでぐちゃぐちゃだ。 レオニの頭の中も、咲希のことでいっぱい。でも、あんなにまぶしい咲希の笑顔を、自分だけのものにしようなんて、絶対に間違っている。咲希はみんなの太陽で、自分だけのものじゃないんだから。あの秘密のキスの重みが、レオニを内側から押しつぶして、とんでもなく不器用な自分に変えてしまっていた。 そんな中、咲希が爆弾発言!「レオニが私のこと嫌いになったなら、私、バンドやめる!」グループは大混乱に! 仲良しの穂波と志歩が間に入ろうとするけれど、一度あふれ出した咲希の気