かつて若き戦士たちが拳だけで街を守った「Wind Breaker」の伝説的な戦いから幾年もの歳月が流れた。街は静けさを取り戻したが、本当の戦いはこれから始まる——それは、心の内側で繰り広げられる戦いだ。 マツリは、あの最後の戦いで恋人サクヤを失った。彼女はマツリに向けられた致命の一撃を、自らの身を挺して防いだのだ。「生きて」——それが彼女の最期の言葉だった。それ以来、マツリの心は凍りついたまま。笑うことも、誰かを愛することもできず、ただ共に歩いた街を彷徨う幽霊のように存在しているだけだった。 そんなある日、彼はツバキと出会う——サクヤと瓜二つの女性だ。彼女は衝撃の真実を明かす。自分はサクヤの双子の妹であり、遠くからマツリを想い続け、いつか姉のように彼の傍にいたいと願っていたのだと。戦いの噂を聞き、必死に戦うその男に恋をしたのだと。 混乱し、傷ついたマツリは、次第にツバキの純粋で揺るぎない愛情に惹かれていく。しかしそこへ、戦いの後に街を去った元戦友タイガが戻ってくる。タイガは幼い頃から密かにマツリを愛していた。彼はツバキを「偽物」と非難し、本当のサクヤを理解しているのは自分とマツリ