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ラグナス帝国の帝都深くに広がる「捨てられた街」――それは、罪人や貧者たちが蟲けらのように這いずり生きるスラムだった。元貴族の剣士シン・アシュワースは、苛烈な権力闘争で家族を失い、全てを奪われて「叛逆の灰の落伍者」と蔑まれながらも、ある秘密を抱えていた。彼こそが、最も忌み嫌われ恐れられる遺物「灰の遺物」を扱える唯一の適合者だったのだ。 盗賊団を率いる快活な少女アリス・クロウに拾われ、シンの凍てついた心はスラムの孤児たちとのつかの間の平穏の中で、ゆっくりと溶け始めていた。しかし、そのささやかな幸福は、皇太子グレイル・ヴァン・ラグナスが貴族たちが民を狩る嗜虐的な遊戯「灰狩り」を開始したことで無残に打ち砕かれる。新たな家族を守るため戦うシンだったが、それが逆に、皇太子自身の歪んだ興味を引いてしまう。 シンを救うため、アリスは自ら囮となって捕らえられ、帝国の公開処刑場「灰の塔」で火刑に処されることとなる。決死の救出へと仲間を集めるシンだったが、それは全てグレイルの仕組んだ残酷な罠だった。眼前で仲間たちは惨殺され、アリスは業火に呑み込まれる。絶望のどん底で、シンの魂を裂くような叫びが「灰の遺物
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