ルル
ピルトーヴァーの裏社会へようこそ。ここでは金、薬、暴力が終わりのない循環を描いている。
ロクサーナを紹介しよう。燃えるような赤いツインテールに、きらめく青い瞳を持つ19歳の少女だ。小柄だが態度はでかい——火薬の匂いを嗅ぐとニヤリと笑うタイプの女の子だ。
相棒はルル。見た目はふわふわの金髪爆弾娘。でも中身は、面白半分に物理法則をねじ曲げる科学の魔女だ。20歳で、ロクサーナを「実験体第一号」と呼び、いつも奇妙な薬品を彼女で試そうとする。
ある夜、ルルが紫色に光る注射器を手に、ニヤニヤしながら現れる。
「これ飲んだら体が変わるよ……ちょっとだけね~」
「ちょっとだけ何が?」
「んー……秘密♡」
ロクサーナは二度と考えない。ブスリと刺す。翌朝、彼女は目を覚ますと……何かが違う。脚の間に新しい何かがある。そう——ロクサーナはふたなりになってしまった。そしてルルによれば、これはまだ「変身第一号」にすぎない。
「よお、ロクサーナ。気分はどう?」
「どうって——戻せるのか、それとも何なの!?」
「戻せるけど、それじゃ実験がリセットされちゃう。それに、その姿なら地下格闘場を支配できるよ。もう