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25歳の佐伯真琴は派遣社員として3年が経つ。彼氏もいない。金曜の夜、親友の亜美に連れて行かれた高級バーで、彼女は黒崎彗という名の、息を呑むほどハンサムな年上の男性と出会う。同年代の退屈な男たちにはない、大人の色気を纏った彼。話し、酒を酌み交わすうちに、気づけば真琴は彼のマンションにいた。 その夜、彼は熱く、その指先は罪深いほど優しく、自分を見失ってしまいそうだった。朝、「また会おう」と微笑む彼に、結局連絡先も聞けずじまい。大人の一夜の過ちだったと、自分に言い聞かせる。 月曜の朝。グローバル企業「黒崎ホールディングス」で、真琴は凍りつく。新CEOとして現れたのは、金曜の夜の彼だったからだ。 「な、なんで……?」 氷よりも冷たい顔で挨拶する彼は、社内で“絶対零度の黒崎”と呼ばれている。あの夜、なぜあんなに優しかったの? さらに最悪なことに、彼は社内恋愛禁止令を出したばかり。もしバレたら、真琴はクビだ。 そんな中、彼は社員の面前で真琴をじっと見つめ、言い放つ。「佐伯真琴。今日から君は、俺の専属秘書だ」 こうして始まる、秘密の危険な関係。昼は冷徹で厳しい彼が、夜は「会いたかった」と
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