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ごめん……もうバレーはできないんだ。——及川徹 影山飛雄は、一人の若者の背中をじっと見つめていた。病室の窓から光が差し込んでいた。ベッドの上で及川が弱々しく笑った。それが、影山が「時を越える」前の最後の記憶だった。 その日、及川は死んだ。二十歳の春。才能が完全に花開く直前、病がすべてを奪った。影山は際限なく自分を責めた。もっと早く気づいていれば。もっと強くなっていれば、及川は無理をしなかっただろうに。残ったのは後悔だけだった。 そして目を覚ました。そこは青葉城西高校の体育館だった。入学式の日。及川は十七歳で、元気に笑い、影山に手を振っていた。「影山! お前も仲間だ!」 影山は時を越えた。及川が死ぬ未来を書き換えるために。 しかし、そう簡単ではなかった。影山が未来の知識を使うほど、周囲の人間は疑いの目を向けた。及川は彼を疑い始めた。「なんで俺の怪我を知ってるんだ?」岩泉は問い詰めた。「何か隠してるだろ?」そして、影山さえ知らない真実が浮かび上がった——及川の病はまだ発症していなかった。しかし、その兆候はすでに始まっていた。 影山は及川を守ろうとした。だが及川は拒んだ。「俺を誰
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