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エレンとミカサは、付き合って一年の記念日を迎えた。普段は素直になれず、好きな子ほどからかってしまうエレンだが、ミカサにだけは少しずつ甘い顔を見せるようになっていた。 そんな二人には、誰にも言っていない「秘密の記念日」がある。本当の記念日とは別に、二人だけが知る特別な日。その日を祝うため、エレンは思い切って山奥の高級温泉宿を予約した。街から遠く離れた谷あいにある、五室だけの小さな宿は、カップルだけが泊まれる隠れ家で、どの部屋にも露天風呂が付いている。 電車に乗り込むと、外の景色は灰色の街並みから、やがて真っ白な雪景色へと変わっていく。ミカサがそっと指を絡めてきて、エレンの胸は大きく高鳴った。宿に着き、部屋に通されると、ミカサは小さく歓声をあげる。夕食は個室で供される贅沢な料理の数々で、少しだけ口にした日本酒に、ミカサの頬はほんのりと桜色に染まった。 部屋に戻り、二人は露天風呂へと向かう。ふわりと舞う粉雪の中、熱い湯に浸かりながら、湯気の向こうに見えるミカサの濡れたうなじや白い肌に、エレンの理性は少しずつ溶かされていく。最初は背中合わせに緊張していたが、肩が触れ合った瞬間、空気が変わ
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