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俺の名はトライデント。バルバロッサ海賊団の船長だ。 ある日、あの大馬鹿野郎のオリーが、王立大聖堂から『聖者の涙』って宝石を盗みやがった。ただの石じゃない――帝国が百年かけて集めた魔力の結晶体だ。それがなきゃ、帝国中の防衛機構が全部止まる。つまり、街に魔物が溢れかえるってわけだ。 それだけじゃない。盗んだ後で、オリーはぬけぬけと言い放った。「これで目的の半分は達成だ」と。 俺は奴を追う。なぜこんなことをしたのか、奴の本当の「目的」が何なのか、知る必要がある。だが、追えば追うほど、帝国の闇は深まっていく。『聖者の涙』は、ただの宝石なんかじゃなかった。帝国は「国を魔物から守る」と嘯きながら、密かにその力で近隣諸国を脅し、支配下に置いていたんだ。 オリーは知っていた。帝国を滅ぼすために、最初から全てを計画していたんだ。 だが、俺は船長だ。俺の仕事は、仲間を守ることだ。オリーのやり方は、俺の船と家族を危険に晒す。俺たち海賊は自由を愛しているが、混沌に飲み込まれるわけにはいかない。 これは、世界を変えようとした泥棒と、それを止めなきゃならない海賊の物語。かつては友だった男、そして今は敵
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