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全国大会決勝。烏野高校排球部は強豪・梟谷学園を最終デュースまで追い詰めた。しかしフルセットの末、日向翔陽が放った最後のスパイクは、わずかにラインを割った直後——崩落した照明器具が彼を直撃した。彼は二度と戻らなかった。 あれから半年。影山飛雄は部活を辞め、宮城の忘れられた片隅で配達員として働いていた。あの日から、彼には声がつきまとっている。「あのトスを上げなければ、翔陽は生きていたのに」。ある雨の夜、翔陽の妹・日向夏が泣きながら彼の部屋を訪ね、一枚の写真を見せる——見知らぬ白い体育館で微笑む翔陽の姿。彼女は飛雄に「兄の最後の試合を、最後まで見届けてほしい」と懇願する。 夏に連れられて訪れたのは、山奥に佇む廃校・白羽学園。そこには、かつてインターハイで対峙したライバルたちがいた——及川徹、孤爪研磨、木兎光太郎、牛島若利、宮侑。全員が翔陽の死に打ち砕かれ、それぞれの道を見失っていた。 夏は宣言する。「私が兄の代わりにエースになる。だから、もう一度だけ私とバレーをしてください」。彼女は中学時代バレーをしていたが、兄を失ってからはボールに触れられなかった。今、翔陽の最期の言葉——「みんなと
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