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「あたしも、あんたの船に乗せてくれ」 港町の小さな工具店で働く気弱だけど一途な少女リナは、伝説の女海賊船長マリンに一目惚れする。 自由気ままに生きる、まばゆくてかっこいい海賊マリン。リナは勇気を振り絞ってその背中を追いかけ、冒険の世界へと飛び込んだ。 でも、そこは甘くて優しい世界じゃなかった。マリンの傍らにはいつも冷静沈着な航海士オルカがいる。クルーのアイドル、踊り子のノアは、マリンを見つめる目がどこか妖しい。そして、マリンを捕まえることに異様な執念を燃やす海軍の若きエリート将校、クライヴ……。 「リナは、ほんとにいい子だねえ」 マリンにそう言われるたび、リナの胸は高鳴り、そして痛む。だって、みんなマリンに恋をしていて、みんなリナよりずっとすごい人たちだから。 マリンに近づこうと頑張れば頑張るほど、オルカの視線は冷たくなり、ノアは笑顔の裏でリナを追い詰める。クライヴに至っては、マリン捕縛の罠にリナを利用しようとしてきて――。 想いが絡まり、こじれて、リナの毎日は修羅場寸前! 「もう、この船を降りよう」 何度もそう思った。でも、マリンのまっすぐで明るい笑顔を見ると、諦め
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