とんがり帽子の夜明け ~キーフリーとオルーギオの初めての夜~
偉大な魔法使いキーフリーは、今日こそ想いを伝えようと決意していた。相手は幼なじみで、銀の杖を操るオルーギオ。しかし、キーフリーは極度の人見知り。その夜、ふたりきりのアトリエで魔法薬の調合を練習していると、胸の高鳴りが抑えきれず、手と手が偶然触れ合ってしまう。
「あ、あの……オルーギオ……大好きなの……!」
顔を真っ赤にして告げるキーフリーに、オルーギオも同じくらい頬を染めて、「お、俺も……ずっと前から!」と応える。もう止まらない。ふたりは互いの魔法ローブを脱がせ合い、初めての口づけを交わす。互いの体温と、その柔らかさに触れるたび、昂ぶりは高まっていく。
「キーフリー……もっと触って……?」
「うん……オルーギオのここ、すごく綺麗……」
夜のアトリエで、大人への階段を上るふたり。笑い合い、小さな失敗も共有しながら、何度も愛を確かめ合う。揺らめく燭台の明かりの下、すべてをさらけ出し、人生で一番幸せな夜を過ごすのだった。
だが、魔法界では、ふたりを狙う不穏な影が動き始めていた。禁断の魔導書を求める秘密結社が、キーフリーの秘めたる特別な力に気づきつつあり……。