名探偵コナン After Hours 〜灰原哀、その唇を許す夜〜 工藤新一は18歳の高校三年生となり、元の身体を取り戻していた。しかし、灰原哀——その本来の姿である宮野志保——との関係は、友情とも、それ以上の何かともつかぬ、曖昧なままだった。 雨の金曜日の夕暮れ、阿笠博士の家で、志保は新一に囁く。「今夜、私の部屋に来て。大事な話があるの」。蘭の気持ちを思う新一はためらうが、志保の真剣な眼差しに促され、彼女を訪ねる決意をする。部屋に足を踏み入れた新一を待っていたのは、これまでの用心深い科学者ではなく、冷静な仮面を脱ぎ捨てた一人の女性だった。 震える声で、志保は黒ずくめの組織との戦いが残した心の傷と、長年秘めてきた想いを打ち明ける。「ずっと、新一のことが好きだった。お願い…あなたに触れさせて」。新一が言葉を発するより早く、彼女は自らの唇を彼に重ねる。圧倒されながらも心を奪われた新一は彼女の手を握り、二人の間に燻っていた言葉にならない緊張は、剥き出しの情熱と脆さが交錯する一夜へと燃え上がっていく。 口づけは深まり、彼女の腕が彼の背中に回され、二つの身体は絡み合う。夜は、二人にとって初