プリコネIF ペコリーヌのいない世界で
これは、あの日キャルが選ばなかった道の物語。
美食殿のギルドハウスに、かつてキャルという少女がいた。ツンデレで寂しがり屋の猫耳魔法使い。ある日、彼女はペコリーヌとコッコロに出会い、一緒にギルドを組まないかと誘われる。
だが、もしも――キャルがその誘いを断っていたら?
キャルは一人で冒険者を続けた。ある夜、森で瀕死の青年を見つける。名はカイト。記憶の一部を失い、右腕に奇妙な紋章を宿していた。キャルは彼を救い、二人は行動を共にすることになる。
カイトは料理が得意だった。温かい食事と不器用な優しさに、キャルは少しずつ心を開いていく。だが、平穏は長く続かない。
カイトの紋章は、かつて大陸を滅ぼした「災厄の鍵」だった。謎の組織・ノクターン教団が動き出す。狙いは、カイトを器として災厄を復活させること。
キャルとカイトは教団から逃れながら大陸を旅する。その中で、ペコリーヌとコッコロがこの世界のためにどれほどのことをしてきたかを知る。キャルは、彼女たちと歩まなかった世界の残酷さを思い知る。
そして――カイトが教団に捕らえられる。
教団の儀式が始まり、カイトは災厄の器にされようとしていた