夢現ノ忍者——叢雲カゲツ異聞
高校二年生の雨宮ユウトは、突然異世界へ迷い込んでしまう。
目を覚ますと、そこは忍者が存在する世界だった。山奥の隠れ里・雲隠れの里で、白い髪とオッドアイを持つ凄腕の忍者、叢雲カゲツと出会う。
元の世界に戻る手がかりを探すため、ユウトはカゲツの暮らす里に滞在することに。
カゲツは無口で掴みどころがない。だが、戦いになれば誰よりも強く、そして恐ろしいほどに格好いい。
里を襲う敵を相手に、ユウトはカゲツと共に戦う。
やがて敵の正体が明らかになる。それは闇ノ衆と呼ばれる忍者集団で、里に伝わる秘伝の巻物を狙っていた。
その巻物には、世界をつなぐ力が宿ると言われている。ユウトがこの世界に来た理由も、それに関係しているかもしれない。
だが、調べれば調べるほど、悲しい真実が次々と明らかになっていく。
カゲツの仲間の中に、敵に情報を流す裏切り者がいたのだ。
裏切りは里の崩壊を招く。信じていた者に裏切られ、ユウトは深く傷つく。
それでもカゲツは、守るために戦い続ける。
その背中を見て、ユウトは自分に何ができるのかを必死に考える。
第一部の終盤、ユウトとカゲツは敵の首領と戦うが、敵はあ