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アビスの扉が永遠に封印されてから三年の月日が流れた。地上へと戻ったフワワとモココは、かつて任務区域だった港町オルディアで「アビスガード」という小さなカフェを営んでいた。白い犬耳をそっと揺らしながらベリータルトを焼く、穏やかな日々。しかしその平穏は、かつて仕えた主ヘルメス・ヴァロウがアビスの深淵から帰還したことで崩れ始める。ヘルメスの記憶はほとんど失われ、彼はただ一つの名を呟くだけだった――「レイナ……レイナはどこだ?」。フワワは動揺を隠し、冷静な姉として振る舞う。モココは、ヘルメスが見知らぬ少女に注ぐ関心に嫉妬し、姉と衝突する。常連客のヴィンセントは、ヘルメスの記憶を取り戻す鍵がアビスの残滓にあると明かす。三人は封印された階段を下り、フワワはヘルメスとレイナの過去の真実を知る。レイナこそ、ヘルメスをアビスへと堕とす原因となった人物であり、そしてフワワの実の母親でもあった。姉がヘルメスを独り占めしようとしていると誤解したモココは、ヴィンセントにすがり、フワワを挑発する。姉妹の亀裂は決定的となり、フワワは一人でアビスの最深部へと向かう。そこで彼女はレイナの残留思念と出会い、ヘルメスのそばに
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