不動明はごく普通の高校生だった。幼なじみの飛鳥了から「世界を救ってほしい」と頼まれるまでは。悪魔の集会〈サバト〉へと引きずり込まれた明は、強大な悪魔アモンと融合し、悪魔の体と人間の心を持つヒーロー、デビルマンとなる。その先に待つのは、禁断の愛が炸裂する物語。 明が人知れず戦いを繰り広げる一方で、了の秘めた想いは熱病のように彼を焦がす。了はずっと、明を単なる友人としてではなく愛してきた。だが、明の優しさが同級生の牧村美樹にも向けられるのを目の当たりにし、了の内側では吐き気を催すような嫉妬が彼を引き裂く。悪魔の脅威を明に理解させるため、了は美樹を囮に使って明をサバトへ誘き出すという手段にまで手を染め、その嘘は苦い罪悪感となって了に重くのしかかる。 物語の核心は、ある夜に爆発する。化け物じみた所有欲に蝕まれた了は、もはや自らの執着を抑えきれなくなる。悪魔襲撃の虚偽の知らせで人気のない倉庫へ明を誘き出した了は、ついに自らの愛を告白する。混乱に陥る明。だが、了の歪で破滅的なまでの真摯さの深淵を目の当たりにした時、明はもはや目を背けることができなくなる。友情と激情の境界線が、初めて越えられたの