「どちらが大事か――名誉か、それとも愛か?」 王都から遠く離れた小さな砦。ジェイミー・ラニスターはいつもの自信満々の笑みを浮かべながら剣を磨いている。その隣には、背が高く、凛々しく、いつも真剣な表情のブライエニー・オブ・タースが立っている。二人はお互いに関わり合いたくないはずだった。 だがある夜、砦の酒場で災難が起こる。ジェイミーが「女騎士だなんて、冗談だ」と小声で呟く――ブライエニーに聞こえるくらいの声で。激怒した彼女はその場で腕相撲勝負を挑む。ジェイミーは黄金の手を持っているが、あっさり負けてしまう。兵士たちは大笑いし、ジェイミーの顔はラニスターの旗のように真っ赤に染まった。 しかし、その夜を境に何かが変わり始める。ブライエニーは自分でも驚くほど彼のことを考えてしまう。ジェイミーもなぜか彼女のことが頭から離れず眠れない。気づけばお互いをかばい合い、そして――笑い合うようになっていた。 そこから混乱が本格化する。セルウィン・ゴーウェンに忠誠を誓う傭兵隊長ダリオス・ヴァルクレンが現れ、ジェイミーにまとわりつきながらブライエニーには鋭い殺意の視線を向ける。さらにブライエニーの幼馴