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新学期初日から寝坊して大慌てのオズ=ベザリウス。教室に駆け込んだ彼の机の上にいたのは、名札に「アリス」と書かれた黒うさぎのぬいぐるみだった。クラスメイトの前で冗談めかして持ち上げたその瞬間、ぬいぐるみが口を開く。「おまえ、私の所有物になったから」——。 舞台は、語り部の家系に生まれた少年オズが通うラトウィッジ学園と、その街ルーメンフィールド。強い感情や記憶が物に宿る「残響魔法」が息づく世界で、記憶を失った喋るうさぎ・アリスと、お人好しでお調子者のオズの奇妙な同居生活が始まります。 オズを陰で支える堅物従者ギルバート(通称ワカメ/うさぎ恐怖症)、オカルト大好きな妹エイダ、豪快で肉好きな叔父オスカー。賑やかなベザリウス家の面々に振り回されながら、アリスは「所有物」宣言の理由も、自分の正体もわからないまま、少しずつオズとの距離を縮めていきます。 「おまえの記憶が戻るまで、俺がおまえのことを覚えててやる」——軽々しくそう言ってのけるオズに、アリスが思わず顔を背ける、そんな放課後の物語。笑って、振り回されて、ほんの少し胸が温かくなるラブコメディ、開幕です。
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