記憶盗賊の終局
ヴェレンティア市では、記憶が最も貴重な商品だ。取引され、保管され、黄金のように守られている。十六歳のエララは稀有な才能を持つ記憶保持者で、時間に忘れ去られた場所と人々を思い出す能力を備えている。平穏な日々を過ごしていたはずだが、市の記憶ヴォルトから大量の記憶が消え始めたとき、現実そのものが崩壊し始める。市民たちは目覚めると人生の数年が失われており、関係は他人の顔へと溶け込み、社会の基盤そのものが揺らぎ始めた。
エララの幼馴染フィンは野心的な若き記憶商人だ。巧みな話術と素早い判断力を持つ彼は、危険な提案をもってエララに近づく。記憶の源へと追跡しなければならないという申し出だ。個人的な謎から始まったものは、やがてエララ自身の忘れられた過去と結びついた陰謀へと繋がっていく。
二人の調査は十七歳の歴史守護者ヴェリエルへと導く。謎めいた知恵で隠された深い結びつきを持つ彼もまた、この盗難に関わっているようだ。三人がヴェレンティアを超えて古代遺跡群へ足を踏み入れるにつれ、失われた古代記憶が保管される廃墟へ、謎掛けでのみ語る存在たちに守られた遺跡へと進むにつれ、衝撃的な真実が明かされる。記憶盗賊は
記憶盗賊の終局 - 偽造の市場と本物の幼馴染
封印錠は、何も答えなかった。
夜明け前の保管庫区画。Elaraは左手に輝石を握り、昨夜と同じ棚の前にひとり立っていた。欠損した区画を囲む黄色い封印紐——記憶評議会が設置した「立入禁止」の表示——の、すぐ外側。紐の内側に手を入れることはしない。ただ輝石を記録錠に近づけ、記憶共鳴の感覚器を静かに開く。
白い静寂が返ってきた。
文字通り「何もない」ではない。もっと奇妙な感覚だった。共鳴を試みる先に、何かがあるはずの場所に、「応答を拒否している空白」がある。壊れた鐘ではなく、最初から鐘の存在を否定する壁。Elaraはこれを知らない。Memory Keeperの五年間の訓練でも、静謐学舎の教官たちも、この感触を教えてはくれなかった。
(通常の記憶損傷じゃない)
左手の薬指の刺青を人差し指でなぞる癖が出る。思索的になるときの、自分でも気づかないうちに出る動作。
問題はその後だった。
記憶保管庫群——都市の中央にそびえる記憶尖塔を囲む、大小四十棟の保管施設——の管理責任者オルヴァス・ヘイン上級Memory Keeperの執務室。Elaraは昨夜発見した消失の規模と、封印錠の異常な応答を簡潔に報告した。
上級Memory Keeperは書類から目を上げず、一言だけ告げた。
「記憶評議会への定例審査が完了するまで、独自行動は禁止だ」
Elaraは一呼吸おいた。
「消失の速度が上がっています。定例審査は十日後では——」
「十日後だ」
会話は終わった。
Elaraは廊下に出て、壁に背を預けた。目を閉じる。怒りというより、静かな確認だった——制度の内側にいる限り、自分は十日間、動けない。いや、動いてはいけないことになる。
(なら、外から調べるしかない)
外。つまり灯火市場。記憶商人たちが行き交う、情報と噂と偽造品が混在する南の取引街。Memory Keeperが単独でうろつくには少し目立つ場所だが、いまはそんな体裁を気にしている余裕はなかった。
*
灯火市場——都市南部の記憶取引の中心地で、百二十の露店と三十の常設店舗が並ぶ——は、昼前でも十分な喧騒を抱えていた。露店の隙間から漂う揚げ物の油の匂い、呼び込みの声、輝石の燐光が昼の空気の中でも淡く光っている。
Elaraは市場の北側から入り、東端の路地に向かって歩き出した。記憶商人の中でも情報通として知られる名前を一つ、頭の中で確認しながら。
角を曲がった瞬間、突風が来た。
いや、風ではない。人だった。
大量の何かをひっ掴んだ大きな風呂敷包みを両腕で抱えた人影が、裏路地の奥から猛然と走ってきて、Elaraの目の前に飛び込んできた。
Elaraは素早く半歩退いた。衝突は辛うじて免れた。風呂敷がひとつ、石畳に落ちて小さな音を立てる。中から記憶結晶らしき何かが転がりかけ、持ち主が素早く拾う。
荒い息。銀色の短髪に細かく入った赤いメッシュが、走った勢いでぱらりと額にかかっている。右耳の星形のピアスが、慌ただしく揺れていた。
水色の目がElaraを見て、一瞬だけ驚いて、それからにやっと笑った。
「奇遇だな、Elara」
十六歳、灯火市場の東端に取引所を構える記憶商人見習い。Finnだった。
「俺は今とても忙しい」
「見れば分かる」
「具体的には逃走中だ」
Elaraは一瞬だけ彼の後方を見た。路地の奥から、足音が複数近づいてくる。
「走る方向が間違っている」
Finnが首を傾けた。
「えっ」
「追っ手はあちらから来る。こっちだ」
ElaraはFinnの袖を掴み、路地を直角に曲がった。軒先に干された洗濯物——白いシーツが幾重にも重なった物陰——に二人して体を押し込んだのは、追っ手の足音が角を曲がる直前だった。
息を殺す。シーツの向こうで、三人分の足音が「あれ、どこ行った」「こっちに来たはずだが」と低声で言い合いながら通り過ぎていく。しばらく遠くで響き、やがて消えた。
Elaraは静かに息を吐いた。Finnがぐったりと壁にもたれかかった。
「助かった」
「説明して」
「愛想のない再会だな」
Finnは苦笑いしながら、抱えた風呂敷をちらりと見た。それからElaraに向き直る。
「買い付けてきた結晶を、売った相手に偽造品だって言われた。俺が。俺が偽造品を掴まされたのに、売った側に因縁つけられた」
「偽造品だったの?」
「仕入れた結晶の三分の一が偽造品だった。俺のせいじゃない。でも買い手は返品に来たんだ。しかもちょっと怒鳴り方が荒くて、話し合う雰囲気じゃなかったから——」
「逃げた」
「戦略的撤退だ」
洗濯物の向こう、市場の喧騒がのんびりと続いている。誰かが食べ物を売る声、子供が笑う声。Elaraはそれを聞きながら、Finnのことを見た。
六ヶ月ぶりくらいになるかもしれない。こうしてちゃんと顔を合わせるのは。それなのに彼は変わらない——慌てた状況でも、口の端を上げて笑っている。それが本当に軽い人間だからではないことを、Elaraは知っていた。眉の動き方が、緊張を押し殺しているときのそれだった。
「市場の偽造品が増えてる」
Finnが片眉を上げた。
「お前も聞いてるか」
「聞いてない。見当をつけた」
「……取引所に来い。立ち話じゃ足りない話になりそうだ」
*
灯火市場の東端、路地裏の二階建て。看板は小さく控えめで、Finnの取引所という文字だけが書かれている。一階が応接、二階が在庫保管と居住スペース。Elaraは何度か来たことがあった。
二階の窓辺にある小さなテーブルに向かい合って座ると、Finnは風呂敷をおろし、お湯を沸かし始めた。手際は悪くない。こういうところが彼らしかった——修羅場の直後でも、茶を出すことを忘れない。
「二週間で相場が三倍になった」
湯気の立つカップを二つ置きながら、Finnが言った。声のトーンが変わっていた。さっきまでの軽口とは違う、事実を並べるときの口調。
「大忘却以前に由来するとされる記憶結晶——Pre-Obliviaラベルって呼ばれてる分類のやつ。三週間前まで一結晶あたり五百から千ルミナだったのが、今は三千を超えてる。需要が急に膨らんだ。なのに供給が絞られてる」
Elaraは両手でカップを包んだ。温かい。
Pre-Oblivia——大忘却、グラン・オブリヴィア以前に由来する記憶。約百八十年前に起きたあの現象で、周辺世界の文明と歴史が一夜にして消失した。ヴェレンシアのみが記憶保存技術によって生き延びた。その大忘却以前の記憶結晶は、本来ならば極めて希少なはずだ。
「偽造品が出てきたのはそのせい?」
「そう。高値がつくから、偽造品を作って売る業者が出てきた。市場全体への信用問題になりかけてる。記憶取引局——記憶商人の免許管理と取引監視をやってる行政機関——も把握してると思うんだが、なぜかまだ動いてない」
Finnがカップを手に取り、窓の外を見た。市場の屋根が連なっている。
「Elaraは? Memory Keeperが俺みたいな場所に来るのは珍しいだろ」
Elaraは少しだけ間をおいた。それから保管庫での消失規模を、簡潔に話した。三百個という数字。封印錠が通常の記憶共鳴に反応しないこと。上級Memory Keeperに報告したが十日間の待機を命じられたこと。
Finnはしばらく、何も言わなかった。
その沈黙の中で、Elaraは彼の横顔を見た。窓から差し込む光が、銀髪の赤いメッシュを橙色に照らしている。眉がかすかに動いた——考え込むときの、緊張を外に出すまいとするときの、あの癖だ。幼い頃から変わらない。
(この人の前では、変に取り繕わなくて済む)
そう思った。うまく言語化できない感覚だったが、確かにそこにあった。他人に話すときはどこか距離を測りながら喋るのに、Finnに話すときはそれをしていない。いつからそうなったのか分からないが——たぶん、ずっとそうだったのだと思う。
Finnが口を開いた。
「Pre-Obliviaの結晶だけが、系統的に消えてる。それが相場の急騰と偽造品の横行と重なってる」
静かな声だった。
「……確認したい。夜の記録を見れば分かるかもしれない」
「記憶取引局の取引記録か」
Elaraは頷いた。
「俺、免許持ってるんだよな」
Finnがわずかに笑った。
「つまり建物への親しみは人一倍だ」
「それ、潜入の理由にならない」
「なるよ。精神的に」
*
ヴェレンシアの夜は、輝石の灯りが街路を青白く照らす。昼の喧騒が収まり、石畳の上に足音だけが響く時間帯。記憶取引局の建物——尖塔から南へ伸びる大通り沿いに建つ、三階建ての石造り——は、外から見ると暗かった。窓に明かりが一つだけ。深夜勤務の職員がいる。
裏口はFinnが言った通り、商人用の搬入口だった。輝石で封印された錠前。Finnは懐から細い輝石片を取り出し、ごく自然な手つきで触れた。
「記憶商人免許の副次効果。建物への立ち入りに使う術式は、だいたい似たパターンなんだ」
封印がほどけた。
「いつの間にそんな技術を」
「六ヶ月分の努力を舐めるな」
内部は薄暗かった。記録棚が壁沿いに並んでいる。羊皮紙の束と記憶結晶の一覧票。Elaraは素早く棚の分類ラベルを確認した——日付順、取引種別順、結晶分類順。探すべきは分類ラベル。Pre-Obliviaの印が押された取引記録。
「ここだ」
小声で告げながら、記録棚の三段目を引き出す。三ヶ月分の取引記録。指先で素早くめくる。
その時、廊下から足音が来た。
ElaraとFinnは同時に静止した。
「棚の陰」
FinnがElaraの肩を小さく押した。記録棚と壁の隙間。Elaraが身を潜める。Finnは棚から離れ、廊下の入り口の方へ数歩歩いた。
扉が開いた。中年の職員が手燭を持って顔を出す。
Finnはそこに立っていた。
「あー……」
微妙な間があった。
「な、あれ、なんていったっけ、ここ」
呂律が少しおかしかった。職員が眉をひそめる。
「記憶取引局ですが」
「あ、そっか、ここ。俺、なんでここに」
「……どちら様ですか」
「免許持ってる商人ですよ、はい、免許、あるんですよ」
Finnがポケットをごそごそと探り始めた。免許証を探すふりをしながら、出てこない——出てこないのに諦めず探し続ける——おかげで職員の注意が完全にFinnに向いた。
「ちょっと待って、どこやったっけ、あれ」
「お客様、ここは夜間は——」
「あ、これか、違う。これでもない。なんで全部ポケット入れるんだろ俺」
Elaraは棚の陰で、記録を猛スピードで確認していた。肩が震えていた——笑いをこらえているせいだ。廊下から聞こえてくるFinnの芝居は、会話が進むごとに支離滅裂になっていく。免許証探しから始まって、いつの間にか昨夜食べた夕飯の話になっている。職員が困惑しているのが声だけで伝わってくる。
(あった)
取引記録の分類ラベル。Pre-Oblivia印が押されたもの。三ヶ月前から順番にめくっていく。一月目——三件。二月目——十一件。三月目——二十七件。
急加速している。
しかも取引記録の形式が通常と違う。売買ではなく、「没収」「審査差し止め」「評議会預かり」という分類。記憶評議会が、Pre-Obliviaラベルの結晶を市場から引き上げていた。
その分類が増えると同時に、市場の供給が絞られ、相場が跳ね上がった——。
廊下で、職員がついに根負けしたらしい「分かりました、今夜は早くお帰りください」という声が聞こえた。Finnが「助かります、ほんとに、あ、でも俺どっちが出口か」という声が続いて、職員の疲れ果てた「こちらです」という声が続いて、扉が閉まった。
十数秒後、Finnが棚の陰をひょこっと覗いた。額に汗が光っている。
「褒めろ」
親指を立てながら。
Elaraは笑いを口の端に残したまま、手の中の記録票に視線を戻した。
「ありがとう。でも今それどころじゃない」
*
取引局の裏口から出ると、夜の石畳が青白く伸びていた。街灯の輝石が点々と並んでいる。
Elaraは並んで歩きながら、見つけたことを話した。取引記録の数字。記憶評議会による系統的な引き上げ。消失が加速していること。
Finnは聞いていた。ぽつぽつと相槌を打ちながら。
「偶発じゃない」
「ない。意図がある」
「評議会が引き上げてるのか、それとも評議会の目を盗んで誰かが抜いてるのか、まだ分からないけど」
「どちらにしろ、Pre-Obliviaの記憶だけが狙われている」
夜風が吹いた。Elaraのウェーブヘアがさらりと揺れる。
しばらく歩いて、Elaraは言葉が出るより先に考えていた——霧のこと。昨夜、輝石を持って自分の最も古い記憶に意識を伸ばしたこと。霧の奥に、初めて何かの気配を感じたこと。それが、消されたPre-Obliviaの記憶と、同じ質感を持っていたこと。
「ひとつ、個人的な話をしていいか」
Finnが視線を向けた。
「私の幼少期の記憶が、ほとんどない」
「知ってる」
「それが昨夜——霧の奥に、初めて何かを感じた。まだ形にはならない。でも、Pre-Obliviaの記憶が消えていることと、私の空白が、同じ根を持つかもしれないと思ってる」
言葉にするのは初めてだった。論理的な根拠はない。証明できるものは何もない。でも、誰かに話す必要があった。一人で抱えたまま動いていても、どこかで判断が鈍くなる気がした。
Finnは冗談を言わなかった。
ただ、一歩分くらいの沈黙の後、静かに言った。
「お前が自分の話をするとき、いつも少し遠くを見るな」
Elaraの足が、一瞬だけ乱れた。
遠くを見る。自分でそれを知らなかった。Finnは知っていた——自分が気づいていない自分の癖を、この人は見ていた。
返す言葉が見つからなかった。見つける前に、体が先に動いた。歩調をわずかに調整した。Finnの歩幅に、合わせるように。
それだけだった。言葉はなかった。でも何かが変わった気がした。石畳に伸びる二つの影が、街灯の光の中で並んでいた。
*
保管庫に戻ると、扉の前でElaraは立ち止まった。
何かが違う。
鍵はかかっている。封印紐も動いていない。でも空気が違う。昨夜と比べて、何かが変わっている——輝石ランプの光の感じ、あるいはもっと微細な何か。
扉を開けた。
二人して息を呑んだ。
昨夜、Elaraが確認した消失区画の隣の棚——「点検中」のラベルを貼っておいた場所——が、空になっていた。昨夜はまだ結晶が並んでいたはずの棚が、今は何もなかった。棚板だけがある。
「……倍以上消えてる」
Finnの声が低かった。
Elaraは歩いた。倉庫の奥へ。輝石を左手に握りながら、空になった棚の壁面に手をかざした。記憶共鳴を開く。
返ってきたのは、あの白い静寂ではなかった。
もっと奇妙なものだった。ざらついた干渉波——記憶共鳴の感覚器に引っかかるのに、既知のどの技術パターンにも当てはまらない、粗い残滓。通常の記憶結晶の移動なら、共鳴跡が滑らかになる。損傷なら、欠片がある。でもこれは違う。何かが「ここに触れた」という痕跡だけが残っていて、その何かが何であるか、Elaraのすべての訓練と知識が答えを返せなかった。
手を離す。
指先が、かすかに震えていた。怖いからではない。これを分類できないことへの、深い不安だった。Memory Keeperとして五年間積み上げてきた体系の外に、これはある。
Finnがそばに来た。Elaraの顔を見て、口を開かなかった。数秒後、静かに言った。
「記憶評議会に報告したら、握り潰される規模だ」
Elaraは答えなかった。Finnが正しいことは分かっていた。定例審査が終わるまで待てという命令。その間にも消失は続いている。評議会自身がPre-Obliviaの結晶を市場から引き上げていたという取引記録。公的なルートで動いても、どこかで止まる。
二人は目を合わせた。
言葉はほとんどなかった。でも合意は、静かに、確実にそこにあった。
Elaraは管理台帳を開き、空になった棚の欄に「点検中」の封印判を押した。
Finnは外套のポケットに手を入れた。
「外部の情報網を使う。市場に伝手がある。Pre-Obliviaラベルの結晶がどこに流れているか、誰が買っているか、調べてみる」
「助かる」
「お前は?」
Elaraは壁を見た。あの、ざらついた干渉波の残滓が残っている場所を。
「この痕跡が何なのか、突き止める。既存の技術体系の外にある。でも手がかりはある」
Finnが頷いた。出口に向かいながら、振り返った。星形のピアスが輝石の光に揺れた。
「次に会う時は、もう少しましな状況で会いたいな」
「今日は十分ましだった。裏路地の洗濯物の陰よりは」
「それは確かに」
小さく笑って、Finnは夜の保管庫を出た。
Elaraはしばらく、空になった棚を見ていた。
輝石ランプの青白い光が、欠けた棚板の影を長く伸ばしている。ここから何が消えたのか。誰が消したのか。そしてなぜ——大忘却以前の記憶だけが、これほど執拗に。
左手の薬指の刺青を、人差し指でゆっくりと撫でた。
霧の奥にある何かが、また少しだけ近づいた気がした。形はまだない。名前もない。でも確かに、そこにある。Noveliaとは?
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