失われた領域の響き
神秘的な町エルドリアで、16歳のエラーラ・ウィンターズは祖母の屋根裏で古代の遺物を発見する。それは異世界のエネルギーを脈打つ結晶体だった。触れた瞬間、彼女は無限の雲の上に浮かぶ島々の世界、アイセリアへと転送される。そこで17歳の魅力的なならず者ケイル・ソーンと出会う。彼の遊び心あふれる態度は深い傷を隠していた。二人の掛け合いは思いがけない支えとなり、エラーラはその遺物が複数の次元への鍵であり、歴史から意図的に抹消された失われた文明の断片を含むことに気づく。
エラーラが太陽に照らされたアイセリアの群島から、発光する地下世界の洞窟へと深く旅を進める中で、彼女は15歳の学者ミラ・ソリスに出会う。ミラは地下の聖域で古代の文献を解読してきた冷静な知識人だった。ミラの落ち着いた専門知識と分析力はエラーラの好奇心を補い、ケイルの機知と機転が超現実的な獣や崩れゆく次元の障壁から彼らを何度も救う。三人はこれらの世界が偶然ではなく、歴史を書き換えた誰かによって織りなされた物語でつながっていることを発見する。
調査の中で、彼らは邪悪な真実を知る。何世紀も次元の狭間に囚われた復讐の魔女セレーネが、遺物を取
失われた領域の響き - 漂着者の掟――空の上の嘘つき
目が覚めた時、空は薄紫だった。
エルドリアの空とは違う。あちらは秋の灰色か、冬の鉛色だった。こちらは柔らかい。桃色と紫が混ざったような夜明け前の色が、水平線の向こうまで続いている。美しい、とは思う。でも、それがかえって怖かった。
(帰れない)
エララ・ウィンターズは漂着桟橋の崖際に膝を抱えて座り込んでいた。昨日──ここでは「昨日」と呼ぶのも変だが──プリズムに触れてから、どのくらい時間が経ったのか。夜が来て、空がオレンジ色に変わって、また薄紫に戻った。ということは、少なくとも一晩は経過している。
手の中でプリズムを握り直す。八面体の結晶体は冷たく、沈黙していた。内部の液体光は欠片も見えない。あれだけ激しく脈動していたのに、今はただの石ころと変わらない。
何度か触れてみた。こすってみた。「帰して」と囁いてもみた。
何も起きなかった。
崖の下には雲海が広がっている。白い綿のようなものが、はるか遠くまで続いている。その向こうに何があるのか──虚淵、とでも呼ぶべき未知の領域があるのか──エララには知る術がない。一つだけ確かなのは、下に落ちたら戻ってこれないだろう、ということだ。
桟橋には昨夜から岸守が二名いる。他の漂着者──巨大な木材を積んだ荷船が嵐で流されてきたらしい──の対応に追われていて、エララのことはほぼ放置されている状態だった。それが良いことなのか悪いことなのか、判断できなかった。
(マーゴおばあちゃん、心配してるだろうな)
薬の袋。処方箋の日付。ドアから聞こえた疲れた声。エララが戻らないことに、祖母がどれだけ心配しているか。それを考えると、胸の奥が痛い。でも、どうしようもない。今の自分には、この島から出る方法が何もない。
「何してんの、崖際で」
声がした。背後から、軽い足音と一緒に。
エララは振り返った。
そこに立っていたのは、一人の少年だった。
年齢は十七、八か。背が高い──エララより頭一つ分は上だ──のに、その立ち方はなぜかだらしなく見えた。両手を上着のポケットに突っ込んで、重心を片足にかけて。濃紺のショートヘアに、赤い細いメッシュが几条か入っている。その目は明るい琥珀色で、朝の光を受けてかすかに光っていた。左の頬に、笑うとえくぼが浮くらしい──今はニヤリとした顔をしているから、確認できた。
「で、泣いてんの?」
「泣いてない」
即答した。実際、泣いてはいなかった。目が乾いているのは、一晩中空を見ていたせいだ。
「ふーん」
少年は興味なさそうに相槌を打ちながら、しかしエララの隣にしゃがみ込んだ。近すぎる。エララは少し横にずれたが、少年は特に気にする様子もなく、崖の下を覗き込んでいる。
「漂着者?」
「……そう、なると思う」
「どこから」
「別の次元から」
「へえ」
驚いた様子がまるでない。まるでそれが、日常的な回答であるかのように。もっとも、この島では「別の次元から来た」という話は珍しくないのかもしれない。
「岸守に話しかけた?」
「忙しそうで」
「タイミング悪かったね。漂着者が重なるのは珍しい」
少年は立ち上がり、「俺はケール・ソーン」と名乗った。声のトーンが事務的に変わった。それまでの軽さとは少し違う、何かを読み上げるような口調だ。
「漂着者の掟──ドリフターズ・コードって言うんだけど──に基づいて、72時間の保護を申し出る。その間は俺が面倒を見るよ。飯、寝る場所、基本的な情報提供。それだけ」
「……条件は?」
エララは慎重に問い返した。ただ「面倒を見る」と言われても、それだけでは信用できない。この島のことも、このケールという人物のことも、何も知らない。警戒心を持つのは当然だ。
「ない」
「本当に?」
「掟だから。この島じゃ72時間は保護義務がある。違反したら島外追放になるんで、俺にも利害関係はある。別に親切でやってるわけじゃないから、勘違いしないで」
言い方が、やけにあっさりしている。「親切でやってるわけじゃない」とわざわざ断るあたりが、かえって気になった。それに、なぜ岸守ではなく、この少年が申し出てきたのか。桟橋付近でずっと様子を窺っていたのではないか、という直感があった。
「岸守が手が離せない隙を見計らって来たんですよね、あなた」
少し間があった。
「頭いいね」
ケールは笑ったが、否定はしなかった。えくぼが浮かんだ。
「どうする? 俺への保護委託を断るなら断るで構わないけど、岸守が空くのは夕方くらいになると思うよ」
選択肢は実質ない。エララは短く息を吐いた。
「……わかった。お願いします」
「名前は?」
「エララ・ウィンターズ」
「エララね。じゃあ行こうか。腹減ってるでしょ」
そう言われて初めて、エララは自分が空腹だということに気づいた。一晩何も食べていない。恐怖と戸惑いでそれどころではなかったが、確かに、おなかの奥がうずいている。
ケールはさっさと歩き始めた。エララは立ち上がりながら、自分がなぜか自然にその後を追っていることに気づいて、少し複雑な気持ちになった。
(なぜついていってるんだ私は)
でも足は止まらなかった。
──
風市場──ゲイル・バザール──は、風骨樹と呼ばれる巨木の根元に広がっていた。
風骨樹の高さは九十メートルはあるだろう。真上に向かって伸びるその幹は、島の中心から離れた場所からも見えるほどで、その根がアエセリアのこの島、ドリフトヘイヴンの浮力を安定させているのだとケールが教えてくれた。「その根を傷つけたら島が落ちるから、タブー中のタブーなんだよね」と、まるで他人事のように。
市場には約六十の露店が並んでいる。果物売り、道具屋、串焼き屋、布地を扱う商人、奇妙な形の工具を並べた鍛冶師。通貨は風紋貨──ゲイルマーク──という風骨樹の樹脂を固めたコインで、エララの持っているものとは違う。財布にあるのはアメリカのドルだけだ。何の役にも立たない。
「言語、わかる?」
「さすがに全部はね。でも大体はなんとかなる」
「どうやって」
「生まれた時からここにいるから」
それで打ち切られた。エララが「どういう意味?」と続けようとしたら、ケールはすでに一軒の屋台の前に立って、商人と何か話し始めていた。
話すたびに手がよく動く。身振り手振りを交えて、笑顔を使い分けて、相手の反応を見ながらするすると言葉を操っている。露天商は六十代くらいの老人で、最初は渋い顔をしていたが、ケールの話術に引き込まれているのか、徐々に表情がほぐれてきていた。
「お前、黙って笑顔でいろ。話しかけられても頷くだけにして」
振り返ってそう言ったケールは、すでに交渉モードに戻っていた。
(笑顔で黙ってる、ね)
エララは言われた通りにした。愛想笑いを作って、ケールの隣に立つ。商人の老人がエララに目を向けた。エララは微笑んだ。老人が何か言った。
(何を言っている?)
わからない。でも何か答えなきゃいけない空気がある。相槌を打てばいいのか。エララは「あ」と発声した。老人が少し首を傾げた。もっとハッキリ何か言った方がいいかもしれない、とエララは判断した。
そこにあった商品の一つを指さして、「これ?」という意味で首を傾けてみた。老人の目が輝いた。何か早口で喋って、別のものを取り出してきた。エナメルのような光沢がある奇妙な形の調理器具だ。筒状で、取っ手が三本生えていて、先端がなぜかスパイラル状に歪んでいる。
老人が熱心にそれを説明している。どうやら「これを気に入ったのか」という方向に話が進んでいる。
「いや待って──」
「は? お前何した?」
ケールが素早く割り込んできた。表情は笑顔のまま商人に向けているが、声のトーンは明らかにエララに向いている。
「指さしたら話が変わって──」
「黙って笑顔でいろって言ったよね」
「言語を教えてくれなかったのはあなたでしょう」
「それはそう」
ケールはしばらく老人と何か話し合った。老人は渋い顔に戻ったが、最終的には小さな包みを二つ手渡してくれた。ケールが礼を言って離れた。
「食料、半分になった」
「すみません」
「いや、俺の説明不足でもある」
言いながら、ケールは包みの一つをエララに押し付けた。開けると、中から串に刺さった魚の焼いたものが出てきた。まだほんのり温かい。
「焼き雲魚。まずくはないよ」
エララは一口かじった。脂がのっていて、塩気があって、下味に何か柑橘系のものが使われている。空腹のせいもあって、びっくりするほど美味かった。
「……これ、なんていう魚?」
「雲喰いの稚魚。アエセリアの雲海に棲んでる大型の生物の子供。成体は翼幅が十五メートルくらいになるけど、稚魚は小さくて食べやすい。皮が飛行船の帆に使われてるやつの」
「飛行船?」
「島間の移動手段。紡糸──ルーメン・ウィーヴィングっていう技術で浮力を得る帆船型のやつ」
「紡糸術って──」
「次元間を繋ぐエネルギーを操る技術。俺は使えないけど」
さらっと言う。エララは串を齧りながら、それをメモしようとして、手帳を持ってきていないことに気づいた。昨日の夜、屋根裏に手帳を置いてきた。今の自分が持っているのは、鞄一つとその中のわずかな荷物、そしてプリズムだけだ。
しかし、頭の中には刻み込んでいる。紡糸術。飛行船。雲喰い。風紋貨。ドリフトヘイヴン。漂着者の掟。
情報が多い。整理が追いつかない。でも、だからこそ面白い、という感覚が確かにある。恐怖の下に、確かに燃えているものがある。
市場を歩きながら、エララは鞄の中からプリズムを取り出して、光にかざしてみた。朝の柔らかい光の中で、内部の液体光は相変わらず沈黙している。でも、輪郭が少し変わって見えた。表面の紋章──八面体の各面に刻まれた、複雑な幾何学模様──が、太陽の角度によって微妙に浮かび上がる。
その時。
隣を歩くケールの動きが、一瞬止まった。
正確には、止まったというより「固まった」と言う方が近い。歩調が微妙にずれて、視線がプリズムの方に向いて、一拍か二拍、そこで停止した。流し目ではない。じっくりと、何かを確認するような目つきだ。プリズムの紋章を、認識した──のか。あるいは、何かを思い出しかけた──のか。
「何か知ってる?」
エララは直球で聞いた。慎重に、とは思ったが、疑問を溜め込む方が嫌いだ。
「珍しい形の石だな」
ケールはそれだけ言って、隣の露店に目を移した。干した果物が並んでいる店だ。「あれ、美味いんだよね」と言いながら、話題を変えてしまった。
(今の反応は、おかしい)
エララはプリズムを鞄に戻しながら、心の中でそれだけメモした。「珍しい形の石」という言い方は嘘だ。あの目つきは、見知らぬものを見た時の反応ではない。何かを知っている人間が、知っていることを隠している時の反応だ。
でも今は追及しない。情報が少なすぎる。もう少し観察してから。
──
「隠れ家はこっち」
市場を抜けたケールが言った。「風骨樹の根の空洞に作ってある」とのことで、桟橋から南へ歩いていく。
距離で言えば八百メートルほどだそうだ。
はずだった。
「あれ何?」
「……根っこ」
「形が面白い。ねじれてる。これが自然に?」
「そう」
「風の影響かな。島全体が浮遊して動くから、重力の方向が少しずつ変わって、それで根の成長方向が──」
「エララ」
「なに」
「歩いて」
「あ、すみません」
それから五分後。
「あの植物、葉の形が変わってる。光合成の面積が──」
「エララ」
「わかってる、歩く」
さらに三分後。
「あの岩盤の模様、地球の堆積岩と似てるんだけど、でも地質が違うから──」
「…………」
ケールは返事をしなかった。しばらく前方を見ていたが、やがてエララの方に戻ってきた。そして、エララと並んで歩き始めた。先を行くのをやめて。
エララはそれに気づいたが、特に何も言わなかった。ケールも何も言わなかった。ただ横に並んで、エララが何かを見つけるたびにわずかに足を止めながら、ゆっくりと歩いた。
「この根の空洞、全部繋がってるの?」
「ある程度は」
「地下通路みたいに使えるってこと?」
「子供の頃はそう使ってた」
短い返答だったが、「子供の頃」という言葉が出た。この島で育ったのか。でも「漂着者の掟」を持ち出していたし、もともとここの人間なのか、それとも幼い頃に流れ着いたのか。
聞こうとしたが、ケールがすでに「ここ」と言いながら根の空洞の入り口を指差した。話を切り上げるタイミングが、やけに上手い。
──
隠れ家は、盗品と自作の道具でごちゃごちゃしていた。
申し訳程度のベッドが二つ分の空間はあったが、片方は荷物置き場になっている。ケールはそちらの荷物をざっと片付けて、「使って」とだけ言った。
夜が来た。
風骨樹の根の向こうから、市場の喧騒が遠く聞こえる。たき火の煙の匂いがする。この世界にも夜があって、暗くなって、星が出た。地球の星座とは違う配置だったが、光の量は似たようなものだった。
エララは毛布代わりの布を膝にかけて、火の明かりの中でプリズムを見ていた。
「祖母が心配してる」
声に出すつもりはなかったが、出てしまった。静かだったから。ケールが黙っていたから。
「具合が悪いんだ、最近。薬の量が増えてて。私がいなくなったら、余計に心配させるから」
ケールは返事をしなかった。でも聞いていた。根の幹にもたれて、視線を正面の闇に向けたまま、黙って聞いていた。
「エルドリアの家は古い建物で、三階建てで、屋根裏があって。1890年代に建てられたって祖母が言ってた。嵐の日に屋根がきしむんだけど、その音が好きで」
懐かしい、と思った。まだ昨日の出来事なのに。
「帰りたい」
それだけ言って、口を閉じた。
少しの間、沈黙があった。風の音がした。遠くで誰かが笑う声がした。
「……家があるのは、いいことだ」
静かな声だった。それきり何も言わなかった。話題を変えようとする素振りも、軽口を言う気配も、今回はなかった。ただ視線を幹の向こうに向けたまま、その短い言葉だけが空洞の中に残った。
エララはケールの横顔を見た。えくぼはない。笑っていない。左肩の、上着の隙間からわずかに見える小さな火傷跡が、火の光に照らされていた。
帰る場所が、ないのかもしれない。待っている人も。
それが直感だった。確認はしなかった。するべきではないと思った。
「明日、どうするか考えよう」
ケールが静かに言った。「プリズムの起動条件を調べる方法が、この島にあるかもしれない。風読みの塔に行ってみる価値はある」と続けた。声のトーンが戻ってきた。飄々とした、いつもの軽さ。でも今は、その軽さの下に何かがあることを、エララは知っている。
「風読みの塔って?」
「島の最高点にある八角塔。風と雲から天候や島の動きを読む人たちがいる。情報量が多いから、なんか知ってるかもしれない」
「ありがとう」
ケールは「掟だから」と言った。でも毛布を渡す時、自分の分より多くなるように積んで寄越したのを、エララは見ていた。それに気づいた時、苦笑いが出た。言葉と行動が一致していない。でも、それを指摘するつもりはなかった。
「崖際には近寄るな。寝ぼけて落ちたら回収が面倒だ」
「……落ちても助けてくれるの?」
「面倒だって言った」
「それは答えじゃない」
ケールは笑ったが、何も言わなかった。えくぼが浮いた。
──
翌朝、ケールが食料調達に出かけた。
エララは一人になった。根の空洞から外に出ると、朝の光が白く、きれいだった。島の東端、漂着桟橋の方へ自然に足が向いた。プリズムのことを考えていたからかもしれない。
崖縁に立って、プリズムを手のひらに乗せた。光にかざす。昨日と同じように、無反応だ。
(なぜここに運ばれてきたのか。プリズムに意志はあるのか。曽祖母ヘンリエッタはどこへ行ったのか。父は、これを知っていたのか)
問いが連なる。答えは一つもない。
それでも、じっと手のひらの結晶体を見ていたその時。
見えた。
空中に、細い光の糸が揺れていた。
最初は、朝日の屈折だと思った。空気の中の水分が光を屈折させることはある。でも、それにしては妙だった。風が吹いていたが、その糸は風の方向に関係なく、一定の方向へゆるやかに流れていく。
エララは視線を外した。
消えない。
目をこすって、また見た。まだある。薄く、繊細に、でも確かに、特定の方向へ流れ続けている光の糸が、空中に揺れていた。
「何を見てる」
背後から声がした。ケールが戻ってきていた。手に食料の包みを持っている。
「あの光。あそこに糸みたいなものが見えない?」
エララは糸の流れる方向を指さした。
ケールは目を細めて、その方向を見た。しばらく見ていた。
「……何もないよ」
「でも──」
「空と雲だけ」
光の糸は、まだそこにある。エララの目には、はっきりと。でも、ケールには見えない。
(私にだけ、見える)
何かが、エララの中で静かに動いた。恐怖ではない。驚きでもない。もっと根本的な、何かが始まったような感覚だった。プリズムがエララをここへ連れてきた理由が、もしかしたら単なる偶然ではないかもしれない──という予感が、はっきりとした輪郭を持ち始めた。
まだ意味はわからない。何がどうなっているのかも。
でも、「ここに何かある」という確信が、今朝の光の中に生まれた。
エララはプリズムを鞄に戻して、ケールの方を向いた。
「風読みの塔、今日行こう」
「朝ご飯食べてからね」
「もちろん」
光の糸は、まだ空中に揺れていた。エララだけが知っている、この島の秘密のように。Noveliaとは?
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