告白は放課後、屋上で。〜九浪カグラのハーレム生徒会〜
告白は放課後、屋上で。〜九浪カグラのハーレム生徒会〜
春、桜が満開の季節。私立アイリス学園に入学した新入生・九浪カグラは、極めて単純な理由で生徒会長選挙への立候補を決意する。それは、想い人を学園の屋上に呼び出し、告白する権限を手に入れるため。彼の風変わりな選挙演説は予想外にも大反響を呼び、学園三大美少女たちの目に留まってしまう。
最初に近づいてきたのは、学園の絶対女王・天川シオン。非の打ち所がない完璧超人……かと思いきや、極度の人見知りで友達ゼロ。彼女はカグラに「会話の練習相手」を命じるが、彼の無自覚で不器用な優しさに、初めて胸をときめかせる。
次に現れたのは、バスケ部の元気なエース・速水カナタ。カグラの身のこなしを見込んでマネージャーに勧誘しようとするが、彼が自分の大失態を救ってくれたことで恋に落ちる。そして最後に、クールでゲーム好きな図書委員・栗花落ナズナ。カグラのゲームの腕前を聞きつけて勝負を挑むも敗北。彼の実力に感服し、いきなり「家で一晩中ゲームをしよう」と大胆な誘いをかける。
三人からの突然の、しかもほぼ同時の告白にカグラが混乱する中、美少女たちはある盟約を結ぶ。「最
告白は放課後、屋上で。〜九浪カグラのハーレム生徒会〜 - 青空の叫びと、漆黒の予感
薄いカーテンの向こうから、朝の光がこぼれてくる。
リビングの絨毯の上で、九浪カグラは目を覚ました。
首をめぐらせると、毛布にくるまった三人の姿があった。
速水カナタは大の字になって、毛布を蹴飛ばしている。いつもぴょんぴょん跳ねているポニーテールが、今は寝ぐせでぐしゃぐしゃだ。
その隣では、天川シオンが背筋をピンと伸ばしたまま眠っている。寝ても姿勢がいいんだな、とカグラは思わず笑いそうになる。銀色の長い髪が、朝日にきらきらと光っていた。
一番端っこで、栗花落ナズナは小さく丸まっていた。パッツンと切り揃えた黒髪のボブが顔にかかって、右目を完全に隠している。でも、今は前髪を気にするそぶりもなく、静かな寝息を立てている。
カグラはゆっくりと起き上がった。
頭をかく。くせっ毛の黒髪が、いつもより派手に跳ねていた。
(昨日は……めちゃくちゃ泣いて、笑って)
保健室でシオンに伝えたこと。
グラウンド裏でカナタを抱きしめたこと。
図書室でナズナの右目を見つめたこと。
そして夜遅く、この部屋で四人でココアを飲みながら、笑いすぎてカナタがこぼして、また笑って。
(本当に、大切な友達なんだ)
じいちゃん、俺、ちゃんと正直になれたかな。
腹の底から、笑えたかな。
窓の外では、鳥が鳴いている。
今日はよく晴れそうだ。
「……んにゃ」
カナタが寝ぼけた声をあげた。
むくりと起き上がり、大きな猫目をぱちぱちさせる。
「あれ……ここ、カグラんちか。うち、何で……」
「昨日、あれだけ騒いで寝落ちしたんだよ」
カグラが笑うと、カナタは一気に顔を赤くした。
「う、嘘やん! うち、カグラの家に泊まって……しかもこんな格好で!? うわ、靴下片方ないし!!」
大声に、シオンとナズナも目を覚ます。
「……ここは、九浪くんの家……? あら、私としたことが、なんてはしたない……」
シオンが真っ赤になって、毛布をぎゅっと握る。
「うるさいなあ……まだ六時じゃん。休日は昼まで寝るって決めてるのに」
ナズナは毛布を頭からかぶった。
でも、すぐにがばっと顔を出す。
「……って、これカグラの家じゃん!! あたし、あんたの家で寝てたの!? 何この展開、バグでしょ!?」
いつも前髪で隠している右目。
翠色のオッドアイが、今は隠れていない。
「あははは!! おはよう、みんな!」
カグラが腹の底から笑うと、しーんと静まった。
三人が、ぽかんとカグラを見つめる。
それから、顔を見合わせて——
「はーっはっは!! おはようやで、カグラ!!」
「……ふ、ふふ、おはよう、九浪カグラ。朝から大バカね」
「……っ、あはは! あたしまでバカになってるじゃん! おはよ、カグラ」
四人の笑い声が、朝のリビングに響いた。
カグラは立ち上がって、窓を開ける。
さわやかな風が、部屋の中に入ってきた。
「なあ、みんな!」
カグラが振り返る。
明るい茶色の目が、いつもよりずっと輝いていた。
「これから、屋上行かねえか? 俺の一番好きな場所なんだ!」
アイリス学園の校舎は、休日で静まりかえっていた。
カグラはポケットから鍵を取り出す。生徒会長の証、屋上庭園の鍵だ。
「ここの鍵、会長しか持ってないんだぜ。すごいだろ」
「どや顔で言うことじゃないし」
ナズナがジト目で睨む。
でも、その左目の奥は、ちょっと楽しそうだ。
「うち、屋上って初めてや! どんな場所なん!?」
カナタがぴょんぴょん跳ねる。ポニーテールがリズムを刻んでいた。
「……私は、昔……一度だけ」
シオンが、小さな声で言った。
「え? シオン、屋上来たことあるの?」
「……な、内緒よ! ほら、早く開けなさい!」
シオンは真っ赤になって、カグラの背中を押した。
カチャリ。
鍵が回る音。
重い鉄の扉を押し開けると——。
「うわあああああ!!」
カナタが、大声をあげた。
青い空。
どこまでも続く、澄み切った青空。
屋上庭園の花壇には、ラベンダーやバラが咲いている。
ミソラ川が、遠くでキラキラと光って見えた。
街全体が、朝の光に包まれている。
「すっごい! めっちゃきれいやん!!」
カナタがベンチに駆け寄って、景色を指さした。
「……これは、なかなかの絶景じゃん」
ナズナも、目を丸くしている。
左目だけじゃない。
前髪の隙間から、右目の翠色も、きらきらと輝いていた。
シオンは、何も言わずに花壇のそばに立っていた。
アイスブルーの瞳が、昔を懐かしむように、細められる。
「……この場所は、私にとっても、特別なの」
「え?」
カグラが聞き返すと、シオンは首を振った。
「な、なんでもないわ! それより、九浪カグラ。私たちをここに連れてきて、何があるのかしら?」
カグラは、三人の前に立った。
深呼吸。
肺いっぱいに、朝の空気を吸い込む。
(俺はまだ、誰を選ぶかなんて、わからない)
(でも——)
「うおおおおおおおおおお!!」
突然の叫び声に、三人が飛び上がった。
「な、何!?」
「カグラ、どうしたん!? 頭おかしなった!?」
「元からバグってるじゃん。今さらでしょ」
カグラは、振り返って笑った。
「俺さ、生徒会長になった時、ここで叫んだんだ。好きな子に告白するために会長になるって!」
三人が、息を呑む。
「そしたらさ、みんなが笑ってくれて、応援してくれて。それで、会長になれたんだ。でも——」
カグラは青空を見上げた。
「俺、まだ誰が好きなのかわかんねえ。選べるわけねえんだ。だって、お前らみんな、かけがえのない友達で。誰か一人を選ぶなんて、できない」
カナタの目に、涙がにじむ。
シオンが、手をぎゅっと握りしめる。
ナズナは、前髪で顔を隠すようにうつむいた。
カグラは、もう一度、大きく息を吸った。
「だから!!」
腹の底から、声を絞り出す。
「お前たちと一緒にいる時間が、俺の一番の宝物だ!! 誰も選べねえけど、これからもずっと、四人で一緒にいたい!! それが、俺の今の、正直な気持ちだ!!」
叫び声が、青空に吸い込まれていく。
風が、四人の髪をなでた。
沈黙。
最初に動いたのは、カナタだった。
「……っう……!! ばかやろー!! そんなん、ずるいやろー!!」
大粒の涙をボロボロこぼしながら、カナタが飛びついてきた。
その勢いで、二人そろってベンチに倒れ込む。
ドタッ!
「うちもや! うちも、カグラとおるときが一番楽しい! 笑顔になれる! 誰も選べへんくてもええ! これからもずっと、うちのこと笑わせてや!」
「へへ、わかったよ」
カグラが笑うと、カナタは胸に顔をうずめて、わんわん泣いた。
シオンが、ゆっくりと近づいてくる。
「……九浪カグラ。あなたは、いつもそう。いつも、ずるいくらいにまっすぐで」
彼女のアイスブルーの瞳からも、涙があふれていた。
「私……命令するのが、怖かった。友達を作るのが、怖かった。でもあなたは、そんな私の手を、無理やり引っ張って、ここまで連れてきて」
シオンは、涙をぬぐいもせずに笑った。
「……これは命令じゃないわ。お願いよ。私も、あなたの友達でいさせて。ずっと、四人で」
彼女が手を差し出す。
カグラは、その手をぎゅっと握った。
「当たり前だろ! シオンは俺の、大事な友達だ!」
シオンが、声をあげて泣き出した。
完璧な女王様の仮面は、もうどこにもない。
そこにいるのは、ただの、嬉し泣きする十六歳の女の子だった。
「……やっぱり、バグじゃん」
ナズナが、ぼそりと言った。
彼女はまだ、花壇のそばに立っている。
でも、前髪の奥から、二つの瞳が、カグラをじっと見つめていた。
赤紫色と翠色。
どちらも、涙でいっぱいだった。
「四人でずっと一緒とか、そんなのデータにないし。攻略不可能だし。あんた、ほんと、めんどくさい」
「はは、ごめんな」
「……でも。でもね」
ナズナは、涙をこぼしながら笑った。
「そんなバグなあんたが、あたしの大好きな人だし。ゲームの決着、まだついてないから。これからも、ずっと付き合え、バーカ」
そう言うと、ナズナも駆け寄って、カグラに抱きついた。
「うわっ!」
「うちも! うちも抱きつくー!!」
「な、何よそれ! 私も混ぜなさい!」
シオンまでが、恥ずかしそうに腕を回してくる。
四人は、ぎゅうぎゅうになりながら、抱き合った。
涙と笑顔が、ぐちゃぐちゃに混ざっている。
「苦しいって! 誰か離れろー!」
カグラが叫んでも、誰も離れない。
「いやや! うち、もっとカグラとくっつくー!」
「カナタ、ずるいわよ! 私だってもっと……!」
「あはは、バグの集団じゃん! でも、これがあたしの大好きな四人だ!」
青い空の下で、四人はいつまでも笑っていた。
長く、苦しかったカグラ争奪戦は、この瞬間に、本当の意味で終わりを告げた。
でも、それは終わりじゃない。
かけがえのない友情という、新たな始まりだった。
太陽が、もうずいぶん高く昇っている。
四人は、笑い疲れて、屋上のベンチに並んで座っていた。
「……そろそろ帰るか。明日から、また学校だしな」
カグラが言うと、三人が同時にうなずいた。
屋上の鍵を閉めて、階段を下りる。
その時だ。
ブブッ。
カグラのスマホが震えた。
「ん? 教頭先生からだ」
画面を見る。
「『至急、生徒会室に来るように。転校生の案内を頼みたい』」
カグラが読み上げると、三人が顔を見合わせた。
「転校生? こんな時期に?」
「めずらしいなあ。誰やろ?」
「どうでもいいじゃん。あたしは図書室に戻るし」
「まあ、とりあえず行ってくるよ。みんなは先に帰っててくれ」
カグラは手を振って、生徒会室へ向かった。
三人は、その背中を見送る。
生徒会室のドアを開ける。
「教頭先生、転校生って——」
言葉が、途中で止まった。
窓辺に、一人の少女が立っていた。
長い黒髪が、風に揺れている。
振り返った彼女の顔は、とても整っていて、でもどこか冷たい感じがした。
黒い瞳が、カグラをじっと見つめる。
「……久しぶり」
鈴を転がすような声。
「え……?」
カグラは、記憶の糸を必死に手繰り寄せる。
(誰だ? どこかで会ったことがあるのか?)
でも、思い出せない。
少女は、カグラの前に歩いてきた。
一歩、また一歩。
そして、勝ち気な微笑みを浮かべる。
「忘れちゃったの? 私のこと」
カグラは、息を呑んだ。
「お前……誰なんだ?」
「ふふ、やっぱり覚えてないんだ」
少女は、楽しそうに笑った。
「いいよ。教えてあげる。でも、まずはクラスのみんなの前でね」
カグラは、わけがわからず首をかしげる。
「は? クラスで?」
「そう。私、1年3組に編入することになったの。よろしくね、九浪カグラくん」
彼女は、カグラの肩をポンと叩いて、生徒会室を出て行った。
廊下に、黒髪が揺れる。
カグラは、ぽかんと口を開けたまま、立ち尽くしていた。
(なんなんだ……?)
スーハーと深呼吸をする。
追いかけなきゃ。
彼女を、1年3組の教室へ案内するのが、会長の役目だ。
教室のドアを開けると、すでにクラスメイトがちらほらと集まっていた。
シオンも、カナタも、ナズナもいた。
どうやら、それぞれ教室に荷物を取りに来たらしい。
「あ、カグラ! 転校生って——」
カナタが手を振ろうとして、固まった。
カグラの後ろに、黒髪の美少女が立っている。
教室の空気が、一瞬で変わった。
ざわついていた声が、ぴたりと止む。
全員の視線が、彼女に集中した。
少女は、教壇の前に立つ。
「みなさん、はじめまして。今日からこのクラスに編入することになりました——」
彼女は、にっこりと笑った。
でも、その笑顔は、どこか冷たくて、計算されているように見えた。
そして——。
彼女の黒い瞳が、まっすぐにカグラを捉えた。
「久しぶり、カグラ! 私のこと、もう忘れちゃったの?」
教室中が、水を打ったように静まり返った。
「…………え?」
カグラの口から、間の抜けた声がこぼれる。
隣では、カナタが口をぽかんと開けている。
シオンは、完璧な笑顔を張り付けたまま、目だけがまったく笑っていない。
ナズナは、前髪の下から、氷のようなジト目で転校生を睨んでいた。
「あはは、そんなに驚かないでよ。中学の時、ずっと一緒に遊んでたじゃない。覚えてるでしょ?」
転校生が、小首をかしげる。
「あの時は、突然転校しちゃってごめんね。でも、約束したよね。『また会おう』って」
カグラは、必死に思い出そうとした。
(中学の時……ずっと一緒に……?)
(そんなこと、あったか……?)
でも、記憶の引き出しを開けても、彼女のことは出てこない。
「あ、あの……悪い、俺、お前のこと——」
「思い出せないの?」
彼女の声の温度が、急に下がった。
黒い瞳が、冷たく光る。
「……いいよ、それでも」
小声でつぶやいて、彼女はくるりとカグラに背を向けた。
そして、クラス全員に向かって、ぱあっと明るい笑顔を作る。
「改めまして、よろしくお願いします! カグラとは小さい頃からの幼なじみで、とっても仲良しだったんです!」
教室中がざわついた。
「え、幼なじみ!?」
「カグラにあんな美人の知り合いが!?」
「ってことは、また恋のライバル……?」
男子生徒が騒ぎ、女子生徒がヒソヒソと耳打ちし合う。
カナタが、カグラの袖を引っ張った。
「……なあ、カグラ。あの子、ほんまに知り合いなん?」
「わ、わかんねえ……全然思い出せないんだ……」
「九浪カグラ、どういうことなの? あなた、あんな子と知り合いだったの?」
シオンが、真っ青な顔で詰め寄ってくる。
「……ふーん。幼なじみねえ」
ナズナは、腕を組んで冷たく言い放った。
「でも、あんたが覚えてないってことは、たいした仲じゃなかったんじゃないの?」
その言葉に、転校生がぴくりと反応した。
彼女は、ゆっくりとナズナの方を向く。
「……そういうこと、言っちゃうんだ?」
教室の空気が、張り詰めた。
「あら、ごめんなさい。気分を悪くさせちゃったかしら。でも、私とカグラの関係は、誰にも壊せないものなの。だって——」
彼女は、カグラの腕にそっと手を置いた。
ひやりと冷たい指先。
「私、カグラのことを誰よりも知ってるから」
その一言が、三人の危機感を一気に爆発させた。
カナタが、カグラのもう片方の腕をつかむ。
「ちょっと待ってや! カグラはうちらの友達や! 誰よりも知ってるとか、勝手なこと言わんといて!」
「そうですわ。九浪カグラは、私たちの大切な友人です。あなたにどうこう言われる筋合いはありません」
シオンが、転校生とカグラの間に割って入る。
「しかも、カグラが覚えてない時点で、大して仲良くなかったって証拠じゃん。記憶にすら残らない関係ってことでしょ」
ナズナの毒舌に、転校生の笑顔が一瞬、消えた。
でも、すぐにまた、完璧な微笑みを浮かべる。
「ふふ、みんな、カグラのこと大好きなんだね。いいよ、わかった。今日のところは引き下がるね」
彼女は、カグラの腕から手を離した。
「でも——覚えてなくてもいいよ。そのうち、絶対に思い出してもらうから」
そして、カグラの耳元に近づいて、小さな声でささやく。
「私たちの約束、覚えてるよね? 屋上で——」
カグラの背筋に、冷たいものが走った。
(屋上……?)
中学時代、屋上で泣いていた女の子。
あの子は、転校していった。
名前も、聞けなかった。
顔も、だんだん薄れてきた。
でも——あの子は、あの日、確かに言った。
『またね』
そして、藍色の花のヘアピン。
(まさか……いや、でも……)
カグラが言葉を失っていると、転校生はぱっと離れた。
「じゃあ、これからよろしくね、みんな! カグラを巡って、また新しいゲームを始めましょう!」
その言葉に、シオン、カナタ、ナズナの顔色が変わった。
(また新しいゲーム……?)
三人は、身構える。
さっきまで笑い合って、抱き合って、友情を誓い合った。
でも——この転校生は、何かが違う。
彼女は、教室を出て行く前に、振り返って言った。
「ああ、そうだ。私の名前、まだ言ってなかったね」
風が吹いて、黒い髪が舞い上がる。
彼女は、勝ち気で、それでいてどこか寂しそうな笑顔で、はっきりと名乗った。
「私は——」
その名前を聞いた瞬間、カグラの中で何かがはじけた。
忘れていた記憶の破片が、一気に押し寄せてくる。
夏の日差し。
誰かの泣き声。
小さな約束。
「……うそだろ」
カグラのつぶやきは、騒然とする教室のザワメキにかき消されて、誰にも届かなかった。
ただ、三人のヒロインだけが、カグラの異変に気づいて、不安そうに見つめている。
長く苦しかった争奪戦が終わったばかりの学園に、新たな嵐が、すぐそこまで来ていた。Noveliaとは?
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