セーラースターダスト・ルナティックラプソディ 〜火星の熱き吐息〜
大学生の火野レイは、セーラーマーズとして悪と戦う日々。神社で巫女のバイトをしながら、いつもは気が強くて、男に言い寄られてもピシャリと跳ねのける。でも、最近レイの頭の中は、大学の同級生でおとなしい天文マニアのツカサくんでいっぱいだった。
ある日、レイはツカサとふたりきりで星空を見に行く約束をする。嬉しさでドキドキが止まらないレイの前に、新しい敵エロースが現れる。エロースは人間の隠れた恋心や性欲を暴きだし、理性をふき飛ばす力を持っていた。その力はセーラー戦士にも効いてしまい、レイの心とカラダはツカサへの想いを爆発させてしまう。
ツカサくん、触って……もっと……私、もう限界なの
いつもは絶対に言わない甘い言葉と、自分から重ねるくちびる。戦いのあと、こっそり秘密の逢瀬を重ねるレイ。でも、彼女の独占欲はどんどんエスカレートしていく。ツカサが他の女の子と話しただけで、めちゃくちゃ嫉妬して、エロースの力に飲みこまれそうになる。そのたびに、ツカサは優しく抱きしめて、レイを正気にもどす。
バカ、離れちゃダメだって言っただろ……お前は俺が守る
戦いと恋がぐちゃぐちゃにまざりあい、ヒートアップする
セーラースターダスト・ルナティックラプソディ 〜火星の熱き吐息〜 - 浄化の炎よ、愛から生まれろ――神木の下の誓いと初めての夜
大鳥居の向こうで、黒い外套の男——タナトスが、まるで見えない壁に押し返されるように足を止めた。
「[angry]な、なぜ入れぬ……!」
タナトスが拳を振り上げ、結界を何度も叩く。ドン、ドン、と空気が鈍く震える。しかし、その拳はまるで厚いゴムを殴っているかのように、空しく跳ね返されるだけだった。
レイは背後の石畳に、ツカサをそっと下ろした。まだ意識は戻らない。でも、胸はかすかに上下している。
(生きてる……よかった)
レイは唇を噛み締め、正面を向いた。汗と埃にまみれた巫女服の胸元がはだけ、月明かりに鎖骨が浮かぶ。両手に構えたオフダに、かすかな霊力が再び宿り始めていた。
「[cold]そこまでよ。これ以上は一歩も入れない」
ピリッ。
空気が震える音がした。
見上げると、大鳥居の最上部に、どす黒い靄が渦を巻いている。最初は小さな点だったそれが、みるみるうちに膨れ上がり、やがて人の形を取った。
薄紫色の長い髪。右が深紅、左が金色のオッドアイ。唇と指先には黒い紋様が走り、月の光を吸い込むように不気味に輝いている。
「[cold]エロース……!」
レイの背筋に、冷たいものが走った。
エロースは中性的な美貌に、うっすらと笑みを浮かべて、鳥居の上部から境内を——いや、レイをじっと見下ろしている。
「[laughing]面白い」
声は、空気を伝わらず、直接頭の中に響いてくるようだった。
「[laughing]その新しい炎の味、見極めてみたいのでな」
エロースは鳥居の上から、ひらりと飛び降りた。しかし、その足は石畳に着地しない。境内の縁——結界のギリギリの境界線上で、まるで透明な床の上に立っているかのように浮かんでいる。
「[cold]結界が完全に排除できぬとはな……じゃが、ここまでで十分じゃ」
「[angry]タナトス! 結界の弱点を突け! 正面から力で押し通れ!」
その声に応えるように、大鳥居の外でタナトスが雄叫びを上げた。
「[angry]うおおおおお!!」
ドゴォッ!
結界全体が、ビリビリと震える。タナトスが、自分の霊力をすべて込めて、結界に体当たりを始めたのだ。
「[scared]……ちっ!」
レイは舌打ちした。
前方にはエロース。後方には、今にも結界を破って入ってきそうなタナトス。
(二正面……!)
レイは背後を振り返らず、神木の根元に倒れているツカサだけを一瞥した。
「[whispers]……絶対に、守るから」
その小さな呟きは、しかし誰よりも力強く、境内の空気を震わせた。
——その瞬間。
「[cold]愛とは、育てるものじゃ」
エロースが、境界線の上で両腕を広げた。指先の黒い紋様が、脈打つように光り始める。
「[cold]君の恋心も、嫉妬も、暴走も。すべて拙者が育て、拙者が味わうためのもの」
エロースのオッドアイが、怪しく輝く。
「[cold]その炎は、今も拙者のものじゃ」
——感情増幅能力、全開放。
ズゥゥゥン……。
重く、濁った波動が、エロースの全身から放たれた。境内の空気が歪み、神木の葉が一斉にざわめく。
それはレイの胸の奥に、直接、入り込もうとする。
(あの時の……廃工場での感覚と同じ……!)
レイは歯を食いしばった。
エロースの力は、人間の欲望を数百倍にまで増幅させる。ツカサへの想いが、嫉妬が、独占欲が、暴力的なまでに膨れ上がり、理性を焼き尽くそうとする——
——はずだった。
「[surprised]……え?」
何も起きない。
胸の奥で、増幅の波が、まるで熱い鉄板に落ちた水滴のように、ジュッと音を立てて消える。
違う。
増幅された欲望の炎ではなく、もっと純粋で、もっと強い熱源が、レイの胸の真ん中で静かに燃えている。
——ツカサを、生かしたい。守りたい。
それだけが、核になっていた。
「[surprised]なんじゃ……これは」
エロースが、初めて——その表情から笑みを消した。
眉をひそめ、自分の手のひらを見つめる。何かがおかしい。手応えがない。
その瞬間——
バリンッ!!!
ガラスが割れるような、耳障りな音が境内に響き渡った。
「[angry]うおおおおお!! 入ったぞぉぉ!!」
タナトスが、ついに結界を強引に破って、境内に足を踏み入れた。巨体が石畳を踏みしめ、地響きが走る。
「[angry]まずはその小娘からだ! 覚悟しろ!」
タナトスがレイに向かって突進する。
「[cold]させるか!」
レイは手にしたオフダの一枚を、思い切り足元の石畳に叩きつけた。
ボウッ!
オフダを中心に、炎の輪が広がる。結界線だ。タナトスの足が、その線に触れた瞬間——
「[surprised]ぐあっ!? 熱っ……!」
タナトスが悲鳴を上げて飛び退く。足が結界線の炎に包まれ、黒い外套の裾が燃え上がった。
「[panting]はあっ……はあっ……」
しかし、レイの息も上がっている。大量の霊力を一気に使った反動で、膝がガクガクと震え、視界がかすみ始めた。
(まだ……まだ、立って……)
「[laughing]その程度か」
火を振り払ったタナトスが、不気味な笑みを浮かべる。そして、ゆっくりとレイに手を伸ばした。
「[cold]足掻きもここまでじゃな。その霊力、すべて拙者がいただく」
その手が、レイの肩に触れようとした——その時。
「う、あああっ……!」
神木の根元から、かすれた叫び声が上がった。
血まみれのツカサが、這うようにして動き出し、タナトスの足首を両手でガッチリと掴んだのだ。
「[surprised]な、なにぃ……!?」
「[whispers]レイさんを……離せ……!」
非力な、傷ついた手。しかし、その手から放たれる純粋な意志の力が、結界線の炎と共鳴する。
バチバチバチッ!
タナトスの全身に、静電気のような光が走った。
「[scared]ば、馬鹿な……霊力吸収が……できぬ……!?」
「[angry]今よ!」
レイは残ったすべてのオフダを構えた。
「[angry]マーズ・スナイパー!!」
炎の矢が、連続で放たれる。タナトスの胸に、肩に、腕に突き刺さり、その巨体を神木の裏手まで吹き飛ばした。
ドゴォォォン!!
タナトスが社務所の壁に激突し、瓦礫の山が崩れ落ちる。
「[angry]まだ……まだぁ……!」
瓦礫の中から、タナトスが這い出ようとする。その額に向かって、レイは最後のオフダを投げつけた。
ペタン。
オフダが、タナトスの額に吸い付くように張り付く。
「[cold]悪霊退散」
ボウッ!!!
純白に近いオレンジの浄化の炎が、タナトスの全身を包み込んだ。
「[crying]こんな……天然の小僧に……! こんな……」
——カラン。
その悲痛な叫びに合わせるように、神木の枝に吊るされた風鈴が、涼やかな音を立てた。まるで、神様が笑っているかのような、絶妙な間。
「[whispers]……神社って、怖いですね」
地面に這いつくばったまま、ツカサがぼんやりと呟く。
「[angry]今それを言う!? あんた、さっきまで死にかけてたのよ!?」
レイの顔が、ぶわっと赤くなった。
しかし、その怒鳴り声が終わる前に、タナトスの体は黒い塵となって、風に溶けるように消えていった。
——静寂。
境内に、風だけが吹いている。
「[serious]……なるほど。見事じゃ」
境界線の上で、エロースがゆっくりと拍手を送った。しかし、その目は笑っていない。
「[cold]その男が、鍵であったか」
「[sarcastic]そうよ」
レイはエロースを真っ直ぐに見据えた。体力の限界はもう近い。息は上がり、膝は笑っている。でも——声だけは、力強く響いた。
「[serious]あんたの力で思い知らされたわ。誰かを愛する気持ちが、炎を一番強く燃やすんだってね」
レイは両手のオフダを交差させた。胸の奥の、純粋な熱源に、意識を集中する。
「[serious]私の恋心は、あんたが育てたかもしれない。でも——」
オフダが、燐光を放ち始める。
「[angry]本物に変わったのは、私自身よ!!」
——マーズ・ラブ・パッショネイト・フレイム!
レイが叫ぶと同時に、純白に近いオレンジの炎が、神木を中心に巨大な波紋となって広がった。
ゴウウウウウ!!!
炎の波は、エロースの感情増幅エネルギーを根こそぎ焼き払い、そのままエロース自身を飲み込んだ。
「[surprised]ぬうぅぅ……!?」
エロースの体を包んでいた黒い靄が、炎に浄化されて次々と消えていく。中性的な美青年の姿が、所々、ノイズのようにブレ始めた。
「[crying]ば、馬鹿な……自分が増幅した愛に、負けた……?」
エロースの顔が、苦痛と——それ以上に、初めての「動揺」に歪む。
「[crying]こんな、こんな結末は……!」
エロースが、初めて後退の一歩を踏み出した。その背後に、カゲノセカイへと続く漆黒の裂け目が開く。
「[cold]また来るなら来なさい」
レイは追わなかった。ただ、神木に背を預けたまま、静かに言い放つ。
「[cold]同じ結果になるだけよ」
「——覚えておれ」
エロースは、その言葉を最後に、裂け目の中へと消えた。
裂け目がゆっくりと閉じ、境内を包んでいた重い空気が、すうっと軽くなる。
静寂。
ただ、風に揺れる神木の葉擦れの音と、遠くから聞こえる虫の声だけが、世界に残った。
——ガラッ。
社務所の引き戸が開いた。
白装束を着た老人——カズオが、無言で境内に降り立つ。強面の顔をゆっくりと動かし、瓦礫の跡、そしてレイとツカサを見た。
そして、何も言わずに、レイの頭にゴツゴツとした大きな手を置いた。
「[gentle]……でかした」
ただ、それだけだった。
「[crying]……じいちゃん……」
レイの目から、涙がこぼれた。今まで張り詰めていたものが、一気に緩んでいく。
「その子を、中に運ぶぞ。手を貸せ」
カズオは地面に倒れているツカサに視線を向け、レイの肩を支えた。
縁側に横たえられたツカサは、朦朧としながらも、レイを見上げて、血の滲む口を開いた。
「[whispers]……きれい、だ」
浄化の炎の余熱で汗ばんだレイの巫女服が、月明かりに透けて、鎖骨と肩のラインを浮かび上がらせている。
「[angry]あんたは絶対安静!! 死んでも安静にしてなさい!!」
レイが真っ赤になって怒鳴り返す。でも——その声は震えていて、全然怖くなかった。
——数日後。
火川神社の本殿裏。神木の根元に、二人は並んで座っていた。
ツカサはカズオの手当てのおかげで、もう松葉杖をつきながらではあるが、歩けるまでに回復していた。レイはいつもの巫女服で、膝の上に乗せた両手を、ぎゅっと握りしめている。
しばらく、沈黙が続いた。
神木の葉が、風に揺れてサワサワと音を立てる。
「[whispers]……今から言うのは」
レイが、絞り出すように、言った。
「[serious]エロースの力とか、関係ない。私自身の言葉」
ツカサは黙って、レイを見つめている。その鈍い銀色の目は、いつもよりずっと真剣で、優しかった。
レイは、ツカサの怪我の治りかけた手を、そっと取った。
「[crying]……好き」
涙が、こぼれた。
「[crying]あなたを守りたいって思うのが、私の本当の恋心だった。あの工場で、あなたの声を聞いて、初めてわかった」
「[sad]……レイさん」
ツカサの目が、少しだけ見開かれた。
「[serious]俺も……ずっと好きでした」
ツカサが、静かに、しかしはっきりと言った。
「[serious]ただ、怖くて、言えなかっただけで」
次の瞬間、二人の唇が重なっていた。
今度は違う。増幅も、暴走も、何の力も関係ない。自分自身の意志で、選んだ口づけだった。
長い、長い——でも、一瞬のようなキスが終わり、レイは震える手で、ツカサの手を自分の巫女服の胸元の合わせに引き寄せた。
「[whispers]今夜は……逃げない」
ツカサの喉が、ゴクリと鳴った。
その手が、巫女服の合わせ目にゆっくりと差し込まれる。白い肌着の下の、熱くて柔らかな肌に、指先が触れた。
「[whispers]……いいんですか」
「[whispers]……こんな時に、聞かないでよ、バカ」
レイは顔を真っ赤にして、ツカサの胸に額を押し付ける。
——境内の星明かりの下、神木の影で、薄い巫女服が畳の上に落ちる音が、一つ。
ツカサは腹部の傷をかばいながらも、レイの背中に腕を回し、離したくなくて強く引き寄せる。その腕の力に、レイは小さく息を漏らした。
月だけが、二人の影を、神木の根元に長く伸ばしている。
「[whispers]……ツカサ」
レイが、初めて彼の名前を呼び捨てにした。
ツカサは答えず、ただ、レイの肩を優しく押し、そっと畳の上に寝かせた。
彼の指が、恐る恐る、白い肌着の肩をずらし、露わになった鎖骨をなぞる。レイの全身が、ビクンと震えた。
「[whispers]きれいだ……」
ツカサが、うわごとのように繰り返す。その唇が、レイの鎖骨のくぼみにそっと触れた。
「[whispers]あっ……」
レイの口から、自分でも聞いたことのないような、甘い声が漏れた。
ツカサの手が、恐る恐る、肌着の合わせ目を開いていく。薄い布が、畳の上に滑り落ちた。
月明かりに照らされた、白く滑らかな膨らみが露わになる。その頂点にある小さな蕾は、夜の冷たい空気に触れて、こわばったようになっていた。
ツカサはしばらく、その姿を息を呑んで見つめていた。そして、まるで壊れ物に触れるかのように、そっと、指先でそれに触れた。
「[whispers]んっ……」
レイは唇を噛み締め、声を殺した。ツカサの指が、ゆっくりと円を描くように、蕾の周りをなぞり始める。こわばっていた蕾が、次第に硬く、尖り始める。
「[whispers]痛く……ないですか」
「[whispers]……痛く、ない」
レイは首を横に振る。その声は震えていた。
ツカサは、顔を近づけると、その先端を唇でそっと挟んだ。温かい舌が、硬くなったそれを、優しく転がす。
「[moaning]あっ……あぁ……!」
今度は、もう声を殺せなかった。快楽と、初めてのことへの戸惑いが入り混じった、切ない声が、巫女の口から零れ落ちる。
ツカサはもう片方の手を、レイの太ももへと滑らせた。巫女服の緋袴の紐を解く。しなやかな布地が持ち上がり、その下に隠されていた滑らかな素足と、白い下着が露わになる。
ツカサの指が、下着の布地の上から、その中心の、わずかに湿り気を帯び始めた場所を、そっと撫であげた。
「[whispers]やっ……そこは……!」
「[whispers]……嫌ですか」
「[whispers]……わかんない。でも……怖くは、ない」
レイは真っ赤な顔で、小さく呟いた。
ツカサはうなずくと、下着の布地を横にずらした。露わになった、淡い色の茂みに覆われた、熱く濡れた秘所。その一番敏感な場所を、ツカサの指が、そっとなぞる。
「[loud]ひゃうっ……!」
レイの腰が、ビクンと跳ね上がった。粘り気を帯びた愛液が、ツカサの指先を濡らしていく。
ツカサは、その濡れた指を、ゆっくりと、閉じられた蕾をこじ開けるように、その入り口へと沈めていった。
「[whispers]……入れるよ」
「[whispers]……うん」
ぬるり、とした感触と共に、ツカサの指が、レイの膣内へとゆっくりと侵入していく。今まで何も受け入れたことのない、狭くて熱いそこが、異物を受け入れて、きゅうっと締め付ける。
「[moaning]あ……あぁ……! 入って、る……!」
ツカサは指を動かさず、レイが慣れるのを待った。そして、もっと深くを知りたいと、もう一本、指を重ね入れる。
グチュ……。
淫らな水音が、静かな境内に小さく響いた。
「[whispers]痛くない?」
「[whispers]大丈夫……それより、ツカサ」
レイは震える手を伸ばし、ツカサのベルトに触れる。
「[whispers]……私だけ、裸は、ずるい」
ツカサはゆっくりと服を脱ぎ、レイの上に覆いかぶさった。腹部にはまだ痛々しい包帯が巻かれている。しかし、その下で、男性自身はすでに硬く勃起し、先端からは透明な先走りの雫が滲んでいた。
レイは、その先端を、恐る恐る指で触れた。硬くて、熱い。まるで、自分の中の熱源と、同じ温度のように感じられた。
ツカサが、腰の位置を合わせる。硬く熱いペニスの先端が、濡れそぼった膣の入り口に、コツンと触れた。
「[whispers]……本当に、いいの? 俺、止まらなくなるかもしれない」
「[whispers]……止めなくていい。来て、ツカサ。私を……全部、あなたのものにして」
レイがはっきりとそう言うと、ツカサはゆっくりと腰を沈めた。
ヌプッ……。
亀頭が、狭い膣口を押し広げながら、ゆっくりと中へと沈んでいく。
「[loud]あああっ……!!」
今まで感じたことのない、圧迫感と、それ以上の快楽が混ざり合った衝撃に、レイは背中を仰け反らせて叫んだ。目の前がチカチカと白く光る。
処女膜が破れ、血が混ざった愛液が、ツカサのペニスを伝って流れ落ちた。ツカサは一瞬息を呑み、しかしそのまま、レイの一番奥まで、自分自身を沈めきった。
「[whispers]全部、入った……」
ツカサが、熱い吐息と共に呟く。
「[whispers]……うん。ツカサが……奥に、いる」
レイは涙を浮かべながら、満たされた感覚に、ただ呼吸を繰り返す。
ツカサは動き始めた。最初はゆっくりと、レイを気遣いながら。しかし次第に、もっと深くを知りたいという欲求に駆られて、腰を打ち付ける動きは速くなっていく。
パン、パン、パン……。
濡れた肌と肌が打ち合わさる音が、神木の下に規則的に響く。
「[moaning]あっ! あぁっ! ツカサ、ツカサ……!!」
レイはツカサの背中に腕を回し、爪を立てながら、その快楽の波に必死にしがみつく。子宮の入り口を、硬いペニスの先端がノックするたびに、全身に甘い痺れが走る。
「[whispers]レイさん……俺、もう……」
「[whispers]いい……中に、出して……! 私も、イきそう……」
レイが悲痛な声で懇願する。
「[crying]レイっ……!!」
ツカサが初めて彼女の名前を呼び捨て、一番奥までペニスを突き立てた瞬間——
ドクンッ! ドクドクドクッ!
熱い精液が、勢いよく膣内に放たれた。子宮の奥を白濁液が叩き、その熱さにレイもまた、絶頂へと押し上げられる。
「[loud]あ、ああああっ——!! イくっ、イっちゃううぅぅ……!!」
レイの膣が、ツカサのペニスを締め上げながら激しく痙攣する。体が弓なりに跳ね上がり、浮かされたような声で、彼女は絶頂を迎えた。
——長い余韻の後、ツカサはゆっくりとレイから体を離した。
結合部から、どろりとした白濁液が、レイの太ももを伝って、畳の上に染みを作る。
レイは荒い息を繰り返しながら、満天の星空を見上げた。肌にまとわりつく汗と、下腹部からまだ伝わってくる甘い疼きに、自分が間違いなく「大人になった」ことを自覚する。
「[whispers]……これで、エロースの力じゃない、本当の私の恋なんだからね」
「[gentle]うん。ちゃんとわかってるよ」
ツカサは優しく微笑み、レイの額にキスをした。
——夜明け前。
社務所に戻るレイの背中を、縁側に腰かけたツカサが見送る。彼は満天の星を見上げ、長く、満足げな息を吐いた。
遠く離れたカゲノセカイの、深い闇の中で。
「[cold]……次は、一人で来るとは言っていない」
エロースの声だけが、暗闇に静かに響き、不気味な笑みと共に、闇の中へと溶けていった。