性別が入れかわる呪いと、それでも君が好きな件
あらすじ:
「触れた花のせいで、俺の周囲の性別が入れかわり始めた!?」
旅の少年フシが、カザミドリの森で見つけた薄桃色の花畑。うっかり花びらに触れたその瞬間から、彼の日常は大きく崩れ始める。花の力はフシを媒介に広がり、次々と周囲の人や動物の性別を入れかえていく。そして翌朝、フシの兄弟分である大柄な少年グーグーが、なぜか可愛らしい女の子の姿に——しかも仮面をつけたまま——変身していた。
「俺、リーンに会いたい!」
女の子になった途端、なぜか普段は言えなかった想いを叫び、意中の令嬢のもとへ走り出すグーグー。止めようとするフシだったが、性別が変わってもグーグーのまっすぐな性格は何ひとつ変わっていなくて……。
呪いを解く鍵は、あの花畑の奥に潜むノッカー。でもその前に、この性別逆転パニックをどうにかしないと!
体は変わっても、好きな気持ちは変わらない。笑って泣ける性別逆転コメディ、開幕!
性別が入れかわる呪いと、それでも君が好きな件 - 第3話 ノッカーの森を抜けて ― 男リーンの機転と、花畑への道
夜明け前の空は、まだ薄暗かった。
タクナハの街を囲む石壁の北門が、ぎぃ、と重い音を立てて開く。門番の男が、眠そうな目をこすりながら三人の旅人を見送った。
「……本当に行くのか」
先頭を歩く銀髪の少年、フシが振り返って頷いた。
「うん。すぐ戻るよ」
門番は何か言いたそうに口を開きかけたが、結局ため息をついて手を振った。
石畳の道が、やがて土の道に変わる。街の灯りが遠ざかり、周囲は田畑から荒地へ、そして森の入り口へと変わっていった。
カザミドリの森。
タクナハの北に広がる、常緑樹が密生する深い森だ。薬草も採れるが、奥にはノッカーが棲む危険地帯。素人は近づくなと、街の誰もが言う。
「ねえ、フシ」
後ろから声がした。
振り返ると、そこには凛々しい青年の姿があった。長い金髪はそのままに、背が高く、肩幅も広い。青い瞳は変わらないが、顔つきははっきりと男のものだ。白いシャツに紺の上着。ズボン姿がやけに様になっている。
「本当に、この森を抜けるの? 夜のうちに街を出たのはいいけれど、朝になってもまだ暗いわ」
声も低くなっている。でも、言葉の端々に、いつものリーンの口調が残っていた。
「大丈夫。この道は前に通ったことがあるんだ。ノッカーが出るのはもっと奥だから」
フシは肩掛け鞄を背負い直した。銀色の髪が、夜明け前の風に揺れる。金色の瞳が、暗い森の奥をじっと見つめていた。
「ったく、しょうがねえな」
一番後ろから、グーグーが歩いてくる。
女の子の体になったグーグーだ。短い黒髪、茶色の目、仮面。身長はフシより少し低いくらいで、肩幅も細い。でも、その両肩には三人分の水袋と食料の入った大きな荷物が、ずっしりと担がれていた。
「お前、やっぱり力持ちなんだな」
「当たり前だろ。体が変わっても、中身は俺なんだぜ」
グーグーは仮面の下でニヤリと笑ったようだった。声は高いのに、口調は完全にいつものグーグーだ。
リーンが、ちらりとグーグーを見た。
「……重くないの? 私も持つわよ」
「いいって。お前、男の体でもひ弱だろ」
「失礼ね。これでも結構力あるのよ」
リーンがむっとした顔で言い返す。男の顔なのに、その表情はどこか可愛らしい。
フシは二人のやりとりを見て、小さく笑った。
(姿は変わっても、二人は二人のままだ)
そのことが、不思議と心を軽くした。
◆
森の中は、思ったより明るかった。
常緑樹の枝が空を覆っているが、隙間から朝の光が差し込んで、苔むした地面に白い斑点を作っている。空気はひんやりと湿っていて、土と草の匂いがした。
「この辺りは、まだ大丈夫だな」
フシは足を止めて、周囲を見回した。
木の根元に、小さな青い花が咲いている。ユメキキョウだ。森のあちこちに自生している、ありふれた花。リーンがいつも押し花を持ち歩いている、あの花。
「ユメキキョウ……懐かしいわ」
リーンがしゃがみ込んで、花を一輪摘んだ。
「家の庭にも、たくさん植えてあるの。お母様が好きでね」
「へえ。あの屋敷の庭、花だらけだもんな」
「ええ。でも、家の中は息が詰まるわ。花だけは、綺麗なんだけど」
リーンは摘んだ花を、上着のポケットにそっと入れた。
フシはその様子を見ながら、昨夜のことを思い出していた。
街中に広がった呪い。パニックになった人々。自分のせいで、みんなの性別が変わってしまったこと。
(僕が、もっと早く気づいていれば)
左手の甲の花の痣を、ぎゅっと握る。
「フシ」
グーグーが隣に来て、フシの肩を軽く叩いた。女の子の手なのに、その力は相変わらず強い。
「お前のせいじゃない。気にすんな」
「……グーグー」
「それに、俺はこの体、結構気に入ってるんだ。軽いし、動きやすいし」
グーグーはそう言って、その場でくるりと回ってみせた。
「ほら、身軽だろ」
「何やってるのよ、あなた」
リーンが呆れた顔で言う。
「いいだろ、別に」
「もう知らない」
リーンがぷいっと横を向く。その耳が、ほんの少し赤い。
フシは、また小さく笑った。
◆
森の奥へ進むにつれて、空気が変わっていった。
木々が密になり、光が届かなくなる。地面は湿って柔らかく、足音が吸い込まれていく。鳥の声も聞こえない。
「……静かだね」
フシが呟いた。
その時だった。
ザワッ。
木の葉が、風もないのに揺れた。
「今の、何?」
リーンが足を止めた。
フシは目を凝らして、暗い森の奥を見た。
何かが、いる。
木の幹に、半透明のものが絡みついている。血管のような細い触手。それが、ゆっくりと、こちらに向かって伸びてくる。
「ノッカー……!」
フシが叫んだ瞬間、触手が弾かれたように動いた。
ビュン!
空気を裂く音。フシはとっさに身をかわした。触手が、すぐ横の木の幹に突き刺さる。幹が、メリメリと音を立てて裂けた。
「うわっ!」
「フシ!」
グーグーが荷物を放り投げて、フシの前に飛び出した。
「下がってろ! こいつは俺が——」
言い終わらないうちに、別の触手が地面から飛び出した。
グーグーは両腕を交差させて、それを受け止めた。細い女の子の腕に、触手が巻きつく。
「ぐっ……!」
でも、グーグーは倒れなかった。
「この程度で、俺が止まるかよ!」
グーグーは腕に力を込めて、触手を引きちぎった。
ブチン、と音がして、半透明の触手が千切れる。千切れた先が地面に落ちて、くねくねと動いている。
「すごい……」
フシは目を見張った。
(女の体でも、グーグーはグーグーなんだ)
でも、ノッカーは一匹じゃなかった。
木の陰から、藪の中から、次々と半透明の触手が現れる。五本、十本、いや、もっとだ。森のあちこちから、無数の触手が三人を取り囲むように伸びてくる。
「数が多すぎる……!」
フシは左手を前に突き出した。
体の奥で、再生の力が渦を巻く。傷を治す力。でも、今はそれを攻撃に使う。触手が触れた瞬間に、その組織を弾き返すように。
「来るな!」
フシの手から、淡い光が放たれた。
光に触れた触手が、バチバチと音を立てて弾け飛ぶ。
「やった……!」
でも、すぐに新しい触手が生えてくる。
キリがない。
「フシ、右だ!」
リーンの声に、フシは右を見た。
太い触手が、真横からフシの頭を狙って飛んでくる。
間に合わない——
その時、グーグーが倒木を持ち上げた。
「うおおおおおっ!」
大人の男でも持ち上げられないような太い倒木を、華奢な女の子の体で、グーグーは軽々と振り回した。
ドガッ!
倒木が触手の束をまとめて薙ぎ払う。
「大丈夫か、フシ!」
「う、うん。ありがとう、グーグー」
フシは息を整えながら、周囲を見た。
触手はまだ残っている。でも、さっきよりは数が減った。
「……待って。あれを見て」
リーンが、少し離れた場所から声を上げた。
いつの間にか、リーンは大きな木の枝に登っていた。男の体を活かして、高所から戦場を見下ろしている。
「何か分かったの?」
「ええ。ノッカーの触手、全部が同じ方向に伸びてるのよ」
リーンが指さす方を見る。
確かに、触手の先端が、みんな同じ方向を向いている。
「あっちに、何があるの?」
「ユメキキョウの群生地よ。ほら、あそこ」
リーンが指さす先に、青い花が群生している場所があった。
「ノッカーは、ユメキキョウの匂いに引き寄せられてるんだわ。きっと」
「じゃあ、あの花の匂いを追ってるってこと?」
「そう。そして、テンテン草の匂いには、逆に避ける反応を示してる」
リーンはポケットから、さっき摘んだユメキキョウの花を取り出した。
「試してみるわ」
リーンは花を、ノッカーの触手に向かって投げた。
花が地面に落ちる。
すると、近くにいた触手が、一斉にその花の方を向いた。
「やっぱり。ユメキキョウの匂いに反応してる」
「じゃあ、テンテン草の花びらがあれば、ノッカーを避けられるかもしれない!」
「でも、テンテン草は花畑にしか咲いてないわ。ここにはない」
「いや、あるよ」
フシは、自分の体に手を当てた。
「僕は、テンテン草を獲得してる。花びらの匂いを、体から出せるかもしれない」
フシは目を閉じて、集中した。
体の奥で、性別を入れかえる力が渦巻いている。それと同時に、花の甘い匂いが、体の中から溢れ出てくる感覚。
「……これで、どうかな」
フシが目を開けると、周囲の触手が、明らかに怯んでいた。
半透明の触手が、フシを避けるように、ゆっくりと後退していく。
「効いてる……!」
「やったわ!」
リーンが木から飛び降りた。
「フシ、そのまま匂いを出し続けて。私とグーグーは、フシの近くにいれば安全なはずよ」
「分かった」
「ったく、ようやく突破口かよ」
グーグーが倒木を放り投げて、フシの隣に来た。
「お前、やっぱすげえな、リーン!」
グーグーが、興奮した様子でリーンの手を取った。
女の子の体で、男の姿のリーンに抱きつきそうになる。
「ちょ、ちょっと、グーグー!?」
リーンの顔が、真っ赤になる。
「あ、わりぃ……!」
グーグーも、自分の行動に気づいて、慌てて手を離した。
二人の間に、気まずい沈黙が流れる。
「……行くわよ」
リーンが、前を向いて歩き出した。耳が真っ赤だ。
「お、おう」
グーグーも、仮面の下で真っ赤になっているのが分かった。
フシは、二人の様子を見て、また小さく笑った。
◆
三人は、フシを中心に固まって、森を進んだ。
フシの体から出るテンテン草の匂いが、ノッカーを寄せ付けない。触手は木の陰からこちらを窺っているが、一定の距離以上は近づいてこない。
「すごいな、フシ。お前、歩く花畑みたいだな」
「そうかな。自分では匂い、よく分からないんだけど」
「分かるわよ。甘い匂いがするもの」
リーンが言った。
「テンテン草の匂い、嫌いじゃないわ。なんだか、懐かしい感じがする」
「懐かしい?」
「ええ。小さい頃、庭でユメキキョウと一緒に育ててた花に似てるの。名前は忘れたけど」
リーンは、少し寂しそうに笑った。
「……それ、もしかしたらテンテン草だったのかもね」
「そうなの?」
「分からない。でも、この辺りには昔から咲いてた花だって、ミランダさんが言ってた」
「へえ」
リーンは、空を見上げた。
木々の隙間から、青い空が見える。
「……ねえ、フシ」
「何?」
「私、この体になってから、色々考えたの」
リーンは、自分の手を見つめた。男の、大きな手。
「男の人って、こんなに世界が違って見えるんだなって。力も強いし、足も速いし、声も通る。それに……」
リーンは、ちらりとグーグーを見た。
「グーグーのこと、前よりずっと、近くに感じるの」
「リーン……」
グーグーが、足を止めた。
「だから、絶対に元に戻りたい。女の私に戻って、グーグーにちゃんと伝えたいことがあるの」
リーンの青い瞳が、まっすぐにグーグーを見つめる。
グーグーは、何も言えなかった。
「……二人とも、大丈夫だよ。僕が、必ず元に戻すから」
フシが、静かに言った。
「信じてるわ」
「当たり前だ。お前を信じてなかったら、こんな森まで来てねえよ」
グーグーが、フシの頭を軽く叩いた。
フシは、胸がじわりと温かくなるのを感じた。
◆
森を抜けたのは、太陽が真上に昇った頃だった。
視界が、突然開けた。
「……わあ」
思わず、声が漏れた。
一面の薄桃色。
シャララカの花畑。
風が吹くたび、花畑全体がふわりと揺れる。甘い匂いが、森の冷たい空気に混ざって流れてくる。あの日、フシが初めてこの場所に足を踏み入れた時と同じ、濃厚な花の香り。
「きれい……」
リーンが、男の体のまま、花畑に見惚れていた。
「これが、テンテン草か」
グーグーが、仮面の下で息を呑んだ。
花畑は、約2ヘクタール。薄桃色のテンテン草が、どこまでも続いている。
そして、花畑の中央に。
「……あれだ」
フシが指さした。
他の花よりも、一回り大きく、色も濃い、一本のテンテン草。
花畑の真ん中に、一本だけ咲く大元の花。
「あれを獲得すれば、呪いが解けるんだね」
フシは、一歩踏み出した。
その時だった。
「——待て、フシ」
頭の中に、直接、声が響いた。
フシは足を止めた。
「カハク……?」
「聞こえるか。念話だ。守護団のカハクだ」
「どうして、念話が……?」
「俺の左腕のノッカーを通じて、お前に繋げた。それより、聞け。その花に、今すぐ触るな」
カハクの声は、冷静で、でもどこか切迫していた。
「花を獲得した瞬間、周囲のノッカーが一斉にお前の体内に侵入する。もしそうなれば、性別反転が永続化する。二度と元には戻れない」
「……!」
フシの体が、硬直した。
「どういうことだ、カハク。花を獲得すれば、呪いは解けるはずだろ?」
「解けるのは、お前が無事に花の力を制御できた場合だけだ。だが、ノッカーがそれを許さない。花の力に引き寄せられたノッカーが、獲得の瞬間を狙ってお前に殺到する。お前の再生能力でも、あの数は防ぎきれない」
「じゃあ、どうすれば……」
「……今は、退け。作戦を練り直すんだ。守護団の援軍も、まだ到着していない」
念話が、途切れた。
フシは、立ち尽くした。
「フシ、どうしたの?」
リーンが、心配そうにフシの顔を覗き込む。
「……カハクから、連絡があった。花を獲得した瞬間、ノッカーが僕の体に侵入するって。そうなったら、性別反転が永続化する」
「なっ……」
グーグーが、言葉を失った。
「それって、つまり……」
「失敗したら、みんな、元に戻れなくなる」
フシの声が、震えていた。
花畑に、風が吹く。
薄桃色の花が、ざわざわと揺れる。
「……それでも、やるしかないんだ」
フシは、拳を握りしめた。
「僕が花を獲得すれば、みんな元に戻れる。失敗したら、みんなこのまま。でも、やらなかったら、何も変わらない」
「フシ……」
「だから、やる。必ず、成功させる」
フシは、花畑の中央を見つめた。
その時、グーグーが、仮面の下の傷に触れた。
「……フシ」
「グーグー?」
「俺も、お前に頼みがある」
グーグーは、仮面の下で、何かを決意したように言った。
「俺は、元に戻りたい。この仮面の下の傷も、女の体も、全部ひっくるめて、元の俺に戻りたい。リーンに指輪を渡す前に、こんな姿で終わりたくねえ」
「グーグー……」
リーンが、グーグーの言葉に、目を見開いた。
「指輪って、それって……」
「……ああ。お前に、渡したいもんがあるんだ。ずっと、前から」
グーグーが、仮面の下で、照れくさそうに言った。
「だから、元に戻りてえ。男の俺に戻って、ちゃんと、お前に渡すんだ」
「グーグー……!」
リーンの青い瞳が、潤んだ。
「私だって、ちゃんと女に戻って、グーグーに指輪を渡したいのよ。あなたから貰う前に、私から渡すんだから」
「お前、それ、逆じゃねえか……」
グーグーが、苦笑いした。
「うるさいわね。私が先に渡すの」
リーンが、男の体で、ぷいっと横を向いた。
フシは、二人のやりとりを見て、笑った。
「……二人とも、本当に、お互いのこと、大好きなんだね」
「なっ!?」
「フ、フシ! 何言ってるのよ!」
二人が、同時に顔を真っ赤にした。
「だって、そうでしょ? 指輪を渡したいって、そういうことでしょ?」
フシは、無邪気に首を傾げた。
「……お前、そういうこと、はっきり言うなよ」
グーグーが、仮面の下で、耳まで真っ赤にしている。
「もう知らない!」
リーンが、叫んだ。
でも、その顔は、笑っていた。
フシは、二人の笑顔を見て、心の中で誓った。
(絶対に、成功させる。みんなを、元の姿に戻すんだ)
その時だった。
ザワッ。
花畑の奥の森から、音がした。
「……何?」
三人は、同時に森の方を見た。
木々の間から、半透明の触手が、無数に蠢いている。
一本、二本、十本、百本——。
数え切れないほどのノッカーが、森の奥から、花畑に向かって、ゆっくりと、しかし確実に、迫ってきていた。
「ノッカー……! あんなに……!」
リーンの顔が、青ざめた。
「フシ、どうする?」
グーグーが、身構えた。
フシは、花畑の中央の大元の花を見た。
それから、迫りくるノッカーの群れを見た。
「……時間がない。やるしかない」
フシは、一歩、花畑に踏み出した。
薄桃色の花が、風に揺れる。
甘い匂いが、強くなる。
ノッカーの群れが、花畑の縁に到達した。
「フシ!」
「行け、フシ! 私たちが時間を稼ぐ!」
グーグーとリーンが、ノッカーの群れに立ち向かっていく。
フシは、走った。
花畑の中央へ。
大元のテンテン草へ。
(待ってろ。今、全部、元に戻してやる)
フシの左手の甲の花の痣が、淡く光り始めた。
薄桃色の花畑に、無数のノッカーの触手が、覆いかぶさろうとしていた。Noveliaとは?
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