性別が入れかわる呪いと、それでも君が好きな件
あらすじ:
「触れた花のせいで、俺の周囲の性別が入れかわり始めた!?」
旅の少年フシが、カザミドリの森で見つけた薄桃色の花畑。うっかり花びらに触れたその瞬間から、彼の日常は大きく崩れ始める。花の力はフシを媒介に広がり、次々と周囲の人や動物の性別を入れかえていく。そして翌朝、フシの兄弟分である大柄な少年グーグーが、なぜか可愛らしい女の子の姿に——しかも仮面をつけたまま——変身していた。
「俺、リーンに会いたい!」
女の子になった途端、なぜか普段は言えなかった想いを叫び、意中の令嬢のもとへ走り出すグーグー。止めようとするフシだったが、性別が変わってもグーグーのまっすぐな性格は何ひとつ変わっていなくて……。
呪いを解く鍵は、あの花畑の奥に潜むノッカー。でもその前に、この性別逆転パニックをどうにかしないと!
体は変わっても、好きな気持ちは変わらない。笑って泣ける性別逆転コメディ、開幕!
性別が入れかわる呪いと、それでも君が好きな件 - 第7話 花が咲いたら、好きって言うんだ ― 元の姿と、変わらない想い
薄桃色の光が、タクナハの街から消えていった。
石畳に落ちていた半透明の触手は、もうどこにもない。夕暮れの空が、ゆっくりと青さを取り戻していく。風が、花の匂いを運んでくる。
フシは、市場通りの真ん中に立っていた。
銀色の髪。金色の瞳。少年の姿。左手の甲の花の痣が、まだほんの少しだけ、ちかちかと光っている。
(終わったんだ)
自分の両手を見る。指を曲げる。握る。開く。体の奥に、テンテン草の力と、ノッカーの記憶が、静かに残っている。性別を、自在に変えられる感覚。
でも、今は、この姿でいたい。
銀髪の少年の姿で。
「フシ……!」
声がした。
振り返るより先に、何かが飛びついてきた。
「お前……お前、無茶しやがって……!」
大柄な体。短い黒髪。顔を覆う仮面。筋肉質な腕が、フシの体を力いっぱい抱きしめる。
「グーグー……戻れたんだね」
フシの声が、少し震えた。
「あったりまえだろ! 誰のせいでこんな目に遭ったと思ってんだ!」
怒っている。でも、その声は、涙で濡れていた。仮面の下から、水滴がこぼれ落ちる。大柄な体が、小刻みに震えている。
「お前が……お前が花を獲らなきゃ、俺たち、みんな、あのままだったんだぞ……!」
「うん。でも、グーグーが教えてくれたんだ。みんなを元に戻すには、花を獲るしかないって」
「だからって、あんな無茶しやがって……! ノッカーに体中刺されて、叫んで、光って……見てるこっちの身にもなれよ!」
グーグーの腕に、もっと力が入る。フシの背中に、グーグーの涙が落ちる。フシは、その重みを、まっすぐに受け止めていた。
「……ごめん。心配かけた」
フシは、グーグーの背中に、そっと手を回した。
「でも、僕は、みんなを守りたかったんだ。巻き込んだからじゃない。守りたかったから、花を獲ったんだ」
グーグーの肩が、ぴくりと止まった。
「……ったく、しょうがねえな」
グーグーが、フシの肩を、軽く叩いた。仮面の下の声が、笑っている。
「お前は、昔っからそうだよな。自分のこと、後回しにしやがる」
「そうかな」
「そうだよ。……でも、ありがとな。フシ」
その声は、とても優しかった。
——
酒屋「グーグー亭」の暖簾をくぐると、中から騒がしい声が聞こえてきた。
「フシ様ーっ!」
小さな体が、フシの腕に飛びついてきた。元の少女の姿。くりくりした目が、涙でいっぱいだ。
「フシ様、フシ様、ご無事で……! わたくし、わたくし、もう駄目かと思いました……!」
「ヒサメ。心配かけたね。もう大丈夫だよ」
フシが苦笑いすると、ヒサメはもっと強くしがみついてきた。
「あの、あの、くっついてもいいですか……? ずっと、ずっと、くっついていたかったんです……!」
「もう好きにしろ」
フシが言うと、ヒサメはぱあっと顔を輝かせて、フシの腕に頬をすり寄せた。
「えへへ……フシ様、温かいです……!」
「……お前も大概だな、ヒサメ」
静かな声。振り返ると、カハクが柱にもたれて立っていた。左腕を軽く押さえている。
「カハク。ノッカーは?」
「ああ。大人しくなった。お前が花を獲ったからだろうな。こいつも、もう騒がない」
カハクは、左腕を見下ろした。そこに寄生するノッカーは、静かに脈打っているだけだった。
「良かった」
「……フシ」
カハクが、少し言いにくそうに口を開いた。
「あの、パロナの姿をしたお前のことは……その、反則だった」
「え?」
「いや、何でもない。忘れろ」
カハクは、顔を背けた。耳が、ほんの少し赤い。
「カハク、照れてるの?」
「照れてない」
「顔、赤いよ」
「気のせいだ」
ヒサメが、フシの腕にしがみついたまま、くすくす笑った。
「カハク様、耳まで真っ赤ですわよ」
「ヒサメ、お前は黙ってろ」
酒屋の奥から、女将のミランダが顔を出した。
「あらあら、みんな元に戻ってるじゃないか。良かった良かった」
「ミランダさん。街の様子は?」
「見てきたよ。市場通りの連中、みんな元の姿に戻って、抱き合って泣いてたよ。『良かった』『これで商売できる』ってね」
ミランダは、カウンターに並んだ木のコップを、手早く拭きながら言った。
「あんたのおかげだよ、フシ。街中が、あんたに感謝してる」
「僕のせいで、街を巻き込んだのに」
フシがうつむくと、グーグーが肩を組んできた。
「お前が花を獲らなきゃ、全員終わってた。それは俺が保証する」
「グーグー……」
「だから、もう謝るな。お前は、この街の英雄だ」
グーグーの手が、フシの頭を、くしゃりと撫でた。
——
酒屋の裏庭に、夕日が差し込んでいた。
小さな庭。井戸が一つ。物干し竿に、洗い終えた布が揺れている。
フシは、物陰に隠れて、二人を見ていた。
グーグーと、リーン。
リーンは、元の少女の姿だった。長い金髪が、三つ編みになって背中で揺れている。青い瞳が、まっすぐにグーグーを見上げていた。
「グーグー」
リーンの声は、少し震えていた。
「私、家を飛び出してきたの」
「は?」
「両親が、また私を部屋に閉じ込めようとしたから。でも、もう嫌なの。私は、私の人生を、私が決めるわ」
リーンは、胸の前で、小さな箱を握りしめていた。
「グーグー。女の姿に戻ったから、今度こそ、言わせて」
リーンが、箱を開けた。
中から、銀色の指輪が出てきた。
「え……ちょ、待て、リーン、何を」
グーグーが、たじろいだ。
リーンは、その場に、膝をついた。
「グーグー。私と、結婚してほしいの」
グーグーの動きが、止まった。
「私、男の姿になった時、あなたに求婚したわ。あの時は、体が男だったから、大胆になれた。でも、今は、女の私が、自分の言葉で言ってるの」
リーンの青い瞳が、涙で揺れている。
「仮面の下の顔も、女の姿の時も、全部、グーグーじゃない。私が好きなのは、グーグー。あなただけなの」
グーグーは、黙っていた。
仮面の下の表情は、見えない。でも、拳が、ぎゅっと握られている。
「……俺は」
グーグーの声が、かすれた。
「俺は、この顔だ。仮面を外したら、お前を怖がらせるかもしれない」
「見たことあるわ。あなたが、丸太から私を庇った時の傷。あれは、あなたの勇気の証よ」
リーンが、立ち上がった。
「グーグー。あなたの傷も、あなたの体も、あなたの声も、全部、私の好きな人。だから、お願い。私と、結婚して」
沈黙。
風が、庭の木の葉を揺らした。
「……ったく、しょうがねえな」
グーグーが、仮面の下で、笑った。
「こんな俺で良ければ、喜んで」
グーグーが、リーンの手を取った。
リーンの指が、グーグーの薬指に、銀色の指輪を滑らせる。
ぴったりだった。
「……ありがとう、グーグー」
リーンが、涙をこぼしながら、笑った。
グーグーが、リーンを抱きしめた。
物陰で、フシは、そっと微笑んだ。
(良かった。本当に、良かった)
胸の真ん中が、じわりと温かくなる。自分のことのように、嬉しかった。
——
酒屋の裏庭から戻ると、今度はマーチとパロナが待っていた。
「フシ!」
元の幼い姿。明るい茶色のショートヘア。大きな琥珀色の瞳。145センチの小さな体が、ぴょんぴょん跳ねながら、フシに駆け寄ってきた。
「見て見て! あたし、子供の体に戻れたの! えへへ、すごいでしょ!」
「マーチ。良かったね」
「うん! でも、ちょっとだけ、残念かも」
マーチが、少しだけ、うつむいた。
「大人の体、ちょっと楽しかった。背が高くて、足も長くて。でもね」
マーチが、顔を上げた。
「フシの隣にいられるなら、今のあたしのままでいいの。大人になれなくても、いいの」
フシの胸が、きゅっとなった。
「マーチ……」
「あの時、大人の体で、フシに告白したでしょ? あれ、ちょっと恥ずかしかった。でも、本気だったの」
マーチの頬が、赤い。
「でも、今は、フシへの好きは、大切な友達への好きとして、胸にしまっておくね」
マーチが、えへへ、と笑った。
「マーチは、強いね」
「えへへ、すごいでしょ!」
「……マーチ」
後ろから、パロナが、マーチを抱きしめた。元の少女の姿。黒髪を後ろで束ねている。切れ長の黒い瞳が、優しく細められていた。
「あんたは、あんたのままでいいのよ。大人にならなくても、あんたは、あんたなんだから」
「パロナ……」
「私が、ずっと守るわ。だから、無理して大人になろうとしなくていいの」
パロナの腕に、力がこもる。
マーチが、パロナの胸に顔を埋めた。
「パロナ、ありがとう」
フシは、二人を見て、言った。
「僕も、みんなが元の姿で笑ってくれてるのが、一番嬉しい」
三人で、笑い合った。
夕日が、三人の影を、長く伸ばしていた。
——
酒屋の軒先では、トナリとサンデルが、並んで座っていた。
トナリは、元の少女の姿。褐色の肌。手には、使い込まれた日記帳。
サンデルは、元の少年の姿。同じく褐色の肌。真剣な表情で、トナリの手元を見つめている。
「何を書いてるの?」
フシが近づくと、トナリが顔を上げた。
「日記。今回の騒動の記録」
トナリは、さらさらと、日記に文字を書き足した。
「性別なんて、たいした問題じゃなかった。問題は、言えなかったこと」
トナリが、書き終えた文字を、小さく読み上げる。
「……いい言葉だね」
「そうかしら。ただの事実よ」
トナリは、肩をすくめた。
「でも、あんたのおかげで、みんな言いたいことが言えたのよ。グーグーも、リーンも、マーチも、パロナも。みんな、呪いがなかったら、一生言えなかったかもしれない」
トナリが、フシを見た。
「ありがとう、フシ。あんたが花を獲ってくれたから、みんな、自分の本音と向き合えた」
「僕は、ただ、みんなを元に戻したかっただけだよ」
「それで十分よ」
サンデルが、口を開いた。
「トナリさん、女の姿の時も、十分医者でしたよ。僕、あの姿のトナリさんに、何度も助けられました」
「あら、あんたも、女の子の姿で、よくやってたわよ。医者の知識を活かして、怪我人を手当てしてたじゃない」
サンデルが、照れくさそうに、頭をかいた。
「トナリさんこそ、青年の姿でも、飄々としてましたよ」
「あれは、体が男でも、中身は私だからね。性別が変わったくらいで、性格まで変わるわけないでしょ」
トナリが、笑った。
「……グーグーとリーンの指輪の話、聞いた?」
「うん。さっき、裏庭で」
「あの二人、呪いがなかったら、一生言えなかったんじゃない? 女になっても、男になっても、結局、素直になれないんだから」
トナリは、呆れ半分に言った。
「でも、これで、あの二人も、やっと落ち着くわね」
「うん。良かった」
フシが笑うと、トナリも、サンデルも、笑った。
——
その時、酒屋の入り口から、聞き覚えのある声が響いた。
「フシよ! 我が真の姿を見よ!」
振り返ると、ボン王子が、仁王立ちしていた。元の王子の姿。尊大な態度。でも、その顔は、どこか嬉しそうだった。
「ボン。元に戻ったんだね」
「当然だ! この私が、いつまでも女装などしているわけがないだろう!」
ボンが、胸を張った。
「聞け、幽霊たちよ! 私は、もう女装はしない! この姿こそが、ウラリス王国第一王子、ボンシェン・ニコリ・ラ・テイスティピーチ=ウラリスの真の姿である!」
ボンが、虚空に向かって宣言した。
すると、フシには見えないが、ボンには、周囲の幽霊たちの声が聞こえているようだった。
「なに? 『えーっ、あの姿が良かったのに』だと? 失礼な! 我は男だぞ!」
ボンが、見えない何かと、言い争いを始めた。
「『女装の方が似合ってた』? 黙れ! 我は、霊媒能力をもってしても、性別の壁は越えられなかったのだ! 悔しいが、それが現実だ!」
ボンが、悔しそうに、拳を握った。
フシが、くすっと笑った。
「ボンは、霊媒じゃなくても、十分すごいよ。だって、幽霊たちと、こんなに仲良く話せるんだから」
ボンの動きが、止まった。
「……そうか。我は、すごいのか」
「うん。すごい」
ボンが、満更でもない顔をした。
「ふ、ふははは! そうだろう、そうだろう! 我はすごいのだ!」
ボンが、大笑いした。
その笑い声に、酒屋の中から、みんなの笑い声が重なった。
——
夜が来た。
酒屋の二階の窓から、月が見える。
フシは、一人、窓辺に立っていた。
(みんな、元に戻った)
(グーグーとリーンは、指輪を交換した)
(マーチとパロナは、笑い合ってた)
(トナリとサンデルは、日記をまとめてた)
(ボンは、幽霊たちと騒いでた)
(ヒサメは、僕の腕にしがみついてた)
(カハクは、照れてた)
フシは、左手の甲の花の痣を見た。
(僕の体には、まだ、性別を変えられる力が残ってる)
(でも、僕は、この姿でいたい)
銀髪の少年の姿で。
(みんなの笑顔を、この目で見たいから)
フシは、窓を開けた。
夜風が、銀色の髪を揺らす。
「……ちょっとだけ、行ってくる」
フシは、誰に言うともなく、呟いた。
——
シャララカの花畑は、静かだった。
月明かりが、色を失った花々を、青白く照らしている。
大元のテンテン草は、枯れていた。
でも、根元に、小さな株が残っている。
フシは、その株の前に、しゃがみ込んだ。
「……お前のおかげで、みんなの本音が聞けたよ」
フシが、枯れた花に、語りかける。
「グーグーは、リーンに好きって言えた。リーンは、グーグーに求婚できた。マーチは、大人にならなくてもいいって笑った。パロナは、マーチを抱きしめた。トナリは、日記に書き残した。サンデルは、医者として自信を持てた。ボンは、幽霊たちに笑われた。ヒサメは、くっつけた。カハクは、照れた」
フシは、少し笑った。
「みんな、言えなかったことを、言えたんだ。お前が、性別を入れかえたから」
風が吹いた。
枯れた花が、かさかさと音を立てる。
「ありがとう。テンテン草」
フシは、立ち上がった。
「僕は、また旅に出る。でも、みんなのことは、忘れない」
フシは、花畑に背を向けた。
——
タクナハの市場通り。
朝の光が、石畳を照らしている。
フシは、一軒の露店の前で、足を止めた。
色とりどりのリボンが、並んでいる。
「あら、フシくん。旅のお供に、何か買っていくかい?」
「これ、ください」
フシが指さしたのは、青いリボンだった。
「おや、おしゃれだねえ。銀の髪に、青いリボン。きっと似合うよ」
フシは、リボンを買うと、その場で、銀色の髪を結んだ。
少しだけ、おしゃれをした。
「うん。似合ってるよ。かわいい」
「ありがとう」
フシは、微笑んだ。
——
酒屋「グーグー亭」の前。
フシが戻ると、みんなが、外で待っていた。
グーグー、リーン、マーチ、パロナ、トナリ、サンデル、ボン、ヒサメ、カハク、ミランダ。
「フシ!」
マーチが、手を振った。
「青いリボン、似合ってるわね」
「ああ。悪くないな」
「おしゃれに目覚めたか。結構なことだ」
「フシさん、素敵です」
「我が目に狂いはなかったわ!」
「フシ様、素敵ですわ……!」
「……まあ、悪くない」
「あんた、本当に、いい男になったねえ」
みんなが、口々に言う。
フシは、照れくさそうに、笑った。
「みんな。俺、また旅に出る」
「「「えっ!?」」」
「でも、みんなのことは、忘れない。グーグーとリーンの結婚式には、必ず戻ってくるよ」
グーグーが、仮面の下で、笑った。
「当たり前だ。逃がすかよ」
「フシ、待ってるわ」
「あたしも! 絶対、遊びに来てね!」
「気をつけて。無理はしないで」
「あんたの旅の話、日記に書くから、たまには寄越しなさい」
「フシさん、お元気で」
「我が城にも、遊びに来るがいい!」
「フシ様……! わたくし、ずっと、お待ちしておりますわ……!」
「また、会おう」
「いつでも、帰っておいで」
フシは、一人一人の顔を見た。
グーグーの仮面。リーンの青い瞳。マーチの笑顔。パロナの優しい目。トナリの日記。サンデルの真剣な顔。ボンの尊大な笑み。ヒサメの涙。カハクの照れ。ミランダの温かい眼差し。
全部、忘れない。
「……行ってきます」
フシは、背を向けた。
青いリボンが、風に揺れる。
銀色の髪が、朝日を弾く。
一歩、踏み出す。
また一歩。
フシは、歩き出した。
後ろから、みんなの声が聞こえる。
「「「行ってらっしゃい!!」」」
フシは、振り返らなかった。
でも、笑っていた。
(みんな、言えたんだ)
(言えなかった想いを、全部、言葉にできた)
(だから、僕は、安心して旅に出られる)
朝の光が、タクナハの街を、金色に染めていた。
フシの新しい旅が、始まる。
薄桃色の花びらが、一枚、風に舞って、フシの後を追いかけた。
——
そして、フシは知っていた。
自分の体に残った力。
性別を、自在に変えられる力。
それは、呪いではなく、贈り物だと。
みんなの想いを受け取った証だと。
だから、フシは、銀髪の少年の姿のまま、歩いていく。
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