亜空のゆるゆる大作戦〜黄門様と従者たちの商会繁盛記〜
女神に「不細工」の一言で勇者をクビになり、荒野にポイされた男・深澄真。彼が手にしたのは、腹の中に広がる異世界「亜空」と、ドワーフたちが作る魔法の絆創膏だった——ただし、魔力をじわじわ吸い取る欠陥品つき。商売人「クズノハ・ライドウ」として再出発を誓う真のもとに、時代劇オタクの竜娘・巴、料理上手の澪、冷静な不死の魔術師・識、外出禁止のオッドアイ少女・環が集まり、にぎやかな商会が開店。だがその夜、届いたのは女神からの脅迫状だった。「虫の分際で、生意気よ。お前の大事なもの、全部壊してあげる」——笑って商売、時に真面目に、果たして成り上がれるのか。異世界ゆるゆる商会コメディ、開店!
亜空のゆるゆる大作戦〜黄門様と従者たちの商会繁盛記〜 - 絆創膏、大ヒット——黄門様の決意と女神への反撃
蜃気楼広場に、朝日が差し込んでいた。
石畳の上に、昨日の雨の名残がまだ残っている。空気は澄んでいて、遠くの山並みまでくっきりと見えた。
深澄真は、店の前で立ち止まった。
黒い布のマスク。深い茶色の瞳。短めの黒髪が、朝風に揺れる。両手の指にはめた五つのドラウプニルの指輪が、静かに光っていた。
「……今日は、混むだろうな」
真は、そう呟いた。
昨日、蜃気楼広場で起きた出来事を思い出す。
女神の使徒と名乗る白ローブの男たちが、クズノハ商会の商品を「呪われた品」と罵った。住民たちがざわめいた。真は自らの腕を切り、改良した絆創膏の効果を実演した。傷は一瞬で塞がった。使徒は光魔法で攻撃してきた。環が現れて、その光をかき消した。巴と澪が使徒たちを追い払った。
そして、住民たちの拍手が、広場に響いた。
「クズノハ商会、頑張れよ」
「今度こそ、信じてるぞ」
「あんたの絆創膏、また使わせてくれ」
あの声は、まだ耳に残っている。
真は、ゆっくりと店の扉を開けた。
「黄門様! おはようございまする!」
元気な声が、店の奥から飛んできた。
銀色の長い髪を後ろで束ねた女が、笑顔で駆け寄ってくる。金色の瞳が、朝日を受けて輝いていた。腰には日本刀。時代劇の格さんを気取った、第一の従者だ。
「巴。朝から元気だな」
「もちろんでござる! 今日は黄門様の絆創膏が、この街の者どもに認められる記念すべき日! 気合が入らぬはずがござらん!」
巴は、両手を握りしめて、力説した。
「……別に、記念日ってわけじゃないんだが」
「何を仰いますか! 昨日の黄門様のご英断、あの実演、そして環の活躍! あれはまさに、印籠を掲げるが如き大事件! 今日はその続きでござるよ!」
真は、小さくため息をついた。
「まあ、いい。開店準備を手伝ってくれ」
「御意!」
巴は、嬉しそうに店の奥へ走っていった。
真は、商品棚の前に立った。
白い絆創膏が、きちんと並んでいる。識が開発した新配合の品だ。赤いドラウプニルの破片は完全に除去されている。魔力を吸収することはない。安全性は、識が保証している。
「若様」
静かな声がした。
銀白色の長い髪を後ろに流した男が、真の隣に立っていた。青白い光を宿す瞳。透き通るように白い肌。第三の従者、深澄識だ。リッチとしての膨大な知識を持つ、真の相談役である。
「識。どうした」
「本日の販売について、一つご提案がございます」
識は、穏やかな微笑みを浮かべた。
「提案?」
「はい。昨日の実演で、商品の効果は証明されました。しかし、中には『あれはインチキだったのではないか』と疑う者もいるでしょう。そこで、本日は、若様の魔力操作と私の知識を組み合わせた、ある実演をしてはいかがかと」
「ある実演?」
「ええ。……トア様の、魔力回路に残ったドラウプニルの破片を、完全に除去するのです」
真は、目を細めた。
「……できるのか」
「理論上は可能です。ドラウプニルの魔力吸収作用を、逆利用するのです。破片が吸い取ろうとする魔力を、あえて流し込む。そうすることで、破片の吸収限界を超えさせ、自壊させる。……ただし、魔力量の調整を誤れば、トア様の魔力回路を傷つける危険があります」
識の声は、静かだった。
「若様の正確な魔力操作と、私の計算があれば、成功率は高い。やりますか?」
真は、しばらく考えた。
「……やる。トアの魔力が戻らない限り、この問題は終わらない」
真の声は、静かだった。
「かしこまりました。では、準備をいたしましょう」
識は、深く一礼した。
「あの……」
か細い声がした。
水色のゆるふわなロングヘア。先端が淡いピンクに染まっている。左右で色が違うオッドアイ。第四の従者、環だ。
環は、おずおずと、真の前に立った。
「環。どうした」
「私も……今日は、お店のお手伝いをしてもいいでしょうか?」
環の声は、小さく、震えていた。
「お前は、亜空の外に出ることを禁じられている」
「はい。でも、昨日、私、外に出てしまいました。それに、真様をお守りすることができました。……だから、今日も、真様のお役に立ちたいのです」
環のオッドアイが、真をまっすぐ見つめている。
真は、環の顔をじっと見た。
昨日、環は、真を守るために、亜空から飛び出してきた。使徒の光魔法を、その身でかき消した。真の知らない力だった。
(環に、あんな力があったのか)
(それとも、あれは……)
真の胸の奥で、何かがざわつく。
だが、真は、その疑問を口にしなかった。
「……わかった。レジ係を頼む」
「はい! ありがとうございます!」
環は、嬉しそうに、小さく微笑んだ。
その笑顔は、儚くて、どこか現実離れしていた。
「真様、開店の時間ですわ」
漆黒の長いストレートヘアを揺らした女が、真の後ろに立っていた。深紅の瞳が、静かに光っている。第二の従者、深澄澪だ。
「ああ。開けるぞ」
真は、店の扉に手をかけた。
そして、ゆっくりと、扉を開けた。
「——え?」
真は、思わず声を漏らした。
店の前には、長い行列ができていた。
十人、二十人、いや、もっとだ。男も女も、若い者も年寄りも。冒険者らしき者もいれば、商人らしき者もいる。みんな、真の店の開店を待っていた。
「お、開いたぞ!」
「おい、あれがクズノハ商会の店主だ!」
「昨日の絆創膏、まだあるか!?」
人々が、一斉に声を上げた。
「……これは、すごいな」
真は、行列を見渡した。
「黄門様! これはもう、大繁盛でござるよ!」
巴が、興奮気味に叫んだ。
「そうだな。……さあ、始めるか」
真は、店の奥へ歩き出した。
「環、レジを頼む」
「はい、真様」
環は、緊張した面持ちで、レジの前に立った。
「では、お一人ずつ、順番にどうぞ」
真は、行列の先頭に立つ客に声をかけた。
「あ、あの……本当に、この絆創膏は、魔力を吸い取ったりしないのか?」
先頭の男は、不安そうな顔で尋ねた。
「はい。改良品です。赤いドラウプニルの破片は、完全に除去されています。安全性は保証します」
真は、事務的な口調で答えた。
「でも、昨日の爆発は……」
「あれは、私の管理不足です。申し訳ありませんでした。しかし、もう二度と、あのようなことは起こしません」
真は、深く頭を下げた。
「……わかった。信じるよ。一枚くれ」
男は、銀貨三枚を差し出した。
「ありがとうございます」
環が、丁寧に絆創膏を包み、男に手渡した。
「はい、どうぞ。お大事になさってください」
環の声は、柔らかく、温かかった。
「お、おう……ありがとう」
男は、少し照れたように、絆創膏を受け取った。
真は、その様子を、横目で見ていた。
(環は、接客がうまいな)
(俺より、ずっと)
真の口元が、マスクの下で、ほんの少しだけ緩んだ。
行列は、どんどん進んでいった。
「おい、あんた! 昨日はすまなかった!」
突然、大きな声がした。
真が顔を上げると、行列の中に、見覚えのある男がいた。
昨日、商品を叩きつけた冒険者の男だ。
「あんたの絆創膏を、偽物だって言って、叩きつけた。悪かった。昨日の実演を見て、自分の間違いに気づいた」
男は、深く頭を下げた。
「……いや、気にしていない。試してから言ってください、と言ったのは、俺のほうだ」
真は、事務的な口調で答えた。
「そう言ってもらえると、助かる。……本当に、すまなかった。今日は、ちゃんと金を払って買わせてくれ」
「もちろん。……環、一枚」
「はい、真様」
環は、にこりと微笑んで、絆創膏を男に手渡した。
「ありがとうございます。お仕事、頑張ってくださいね」
「お、おう! ありがとう!」
男は、嬉しそうに、絆創膏を握りしめた。
真は、環の接客を見て、また、口元を少しだけ緩めた。
(環は、ああやって、自然に人と接することができる)
(俺には、できないことだ)
真は、そう思いながら、次の客の応対を始めた。
——
昼過ぎ。
真は、店の奥で、識と向き合っていた。
「準備はできましたか」
「はい。トア様には、すでに事情を説明し、同意を得ています。リノン様も、同席されます」
「そうか。……場所は?」
「店の裏手に、簡易の治療スペースを用意しました。人目につかず、静かな場所です」
「わかった。行こう」
真は、立ち上がった。
店の裏手には、小さなテントが張られていた。
中に入ると、焦げ茶色の短い髪に、勝ち気そうな吊り目の女性が、簡易ベッドに横たわっていた。冒険者のトアだ。
「ライドウさん……本当に、私の魔力、戻るんですか?」
トアは、不安そうな顔で、真を見上げた。
「ああ。必ず、戻してみせる」
真は、静かに答えた。
「お姉ちゃん……大丈夫だよ。ライドウさんが、きっと治してくれる」
トアの妹、リノンが、トアの手を握っていた。焦げ茶色の髪を二つに結んだ、年の頃十歳前後の少女だ。
「リノン……」
トアは、妹の手を握り返した。
「では、始めます。若様、よろしくお願いいたします」
識が、真の隣に立った。
「ああ。……トア、少し痛むかもしれないが、我慢してくれ」
「はい……お願いします」
真は、両手をトアの胸の上にかざした。
「——識」
「はい。魔力の流れを、私が誘導します。若様は、その流れに合わせて、魔力を注いでください。量は、私が指示します」
「わかった」
真は、目を閉じた。
体内の魔力を、ゆっくりと、手のひらに集める。
「まずは、少量から。……今です」
真は、魔力を放出した。
トアの体が、わずかに光る。
「……っ!」
トアが、小さく息を呑んだ。
「大丈夫です。そのまま、呼吸を続けてください。……次は、もう少し量を増やします。……今です」
真は、魔力を注ぎ込む。
トアの体内に残る、赤いドラウプニルの破片。それが、真の魔力を吸い取ろうとする。
「破片が、反応しています。……このまま、魔力を流し続けてください。破片の吸収限界を超えさせます」
真は、魔力の量を、少しずつ増やしていった。
トアの顔が、苦しそうに歪む。
「お姉ちゃん!」
リノンが、悲鳴のような声を上げた。
「大丈夫だ。……もう少しだ」
真は、集中を切らさずに、魔力を流し続けた。
ドクン。
トアの体内で、何かが脈打っている。
「——今です! 一気に!」
真は、魔力を一気に放出した。
パァァァン!
トアの体から、赤い光が弾けた。
「——!」
トアの体が、大きく跳ねた。
そして、静かになった。
「……終わった」
真は、ゆっくりと手を下ろした。
「トア様、いかがですか?」
識が、トアに声をかけた。
トアは、ゆっくりと目を開けた。
「……あれ? 体が、軽い」
トアは、自分の手を、じっと見つめた。
「魔力が……流れてる。私の魔力が、戻ってる!」
トアは、勢いよく起き上がった。
「お姉ちゃん!」
リノンが、トアに抱きついた。
「リノン! 私、もう大丈夫! 魔力が、ちゃんと戻ってるよ!」
トアは、リノンを抱きしめ返した。
「うん! お姉ちゃんが元気になった! よかった! 本当によかった!」
リノンの目から、大粒の涙がこぼれ落ちた。
「ライドウさん……ありがとうございます! 私、もう一度、冒険者を続けられます!」
トアは、真に深く頭を下げた。
「……ああ。よかったな」
真は、静かに答えた。
その声は、少しだけ、優しかった。
「ライドウさん! 私も、ありがとう! お姉ちゃんを助けてくれて!」
リノンも、真に頭を下げた。
「……礼は、識に言ってくれ。治療法を考えたのは、識だ」
真は、識のほうを見た。
「いえ、若様の魔力操作がなければ、成功しませんでした。これは、二人の成果です」
識は、穏やかに微笑んだ。
「……そうか」
真は、小さく息をついた。
(回復魔法が使えない俺でも、こうやって人を助けることができる)
(識と二人なら)
真の胸の奥で、何かが、じわりと温かくなった。
それは、小さな、しかし確かな自信だった。
——
夕方。
店の営業が終わった。
「黄門様! 本日の売り上げは、過去最高でござるよ!」
巴が、嬉しそうに帳簿を見せた。
「そうか。……みんな、よくやってくれた」
真は、従者たちを見渡した。
「真様! お祝いですわ!」
澪が、大きな鍋を抱えて、店の奥から現れた。
「お祝い?」
「はい! 真様の成功を祝って、腕によりをかけた手料理を作りましたの!」
澪は、鍋の蓋を開けた。
湯気が立ち上り、香ばしい匂いが、店の中に広がった。
「これは……亜空の食材か」
「はい! ハイランドオークの肉を、特製のタレで煮込んだものですわ。それから、亜空で採れた野菜のサラダと、キノコのスープもございますのよ」
澪は、次々と料理をテーブルに並べていった。
「すごい……とても美味しそうです」
環が、目を輝かせた。
「もちろん、環の分もありますわ。さあ、皆さん、召し上がってくださいませ」
澪は、真の隣に座った。
「では、いただくか」
真は、箸を手に取った。
「いただきます!」
「いただきます」
「いただきますね」
真は、肉を一口、口に運んだ。
「……うまい」
真は、短く言った。
「本当ですか!? よかった……!」
澪の顔が、ぱあっと輝いた。
「真様が喜んでくれるなら、私は何百回でも作りますわ。何千回でも、何万回でも」
澪は、頬を染めて、真を見つめた。
「……そこまでしなくていい」
真は、少し照れたように、目を逸らした。
「黄門様! この肉、絶品でござるな! 澪の料理の腕前は、天下一品でござる!」
巴が、肉を頬張りながら叫んだ。
「巴さん、口に食べ物が入ったまま喋らないでくださいませ」
澪が、少し冷たい口調で言った。
「む? これは失礼。……して、黄門様! この度の大成功は、まさに印籠に匹敵する……いや、それ以上の勲章でござるな!」
巴が、真に身を乗り出した。
「だから、印籠は関係ないだろ」
「何を仰いますか! 黄門様のご威光が、この街の者どもに知れ渡ったのですぞ! これはもう、クズノハ商会の看板を新しくするべきでござる!」
「看板?」
「はい! 今の看板は、小さくて地味でござる。もっと立派な看板を掲げて、黄門様のご威光を示すべきでござるよ!」
巴は、目を輝かせて、力説した。
「……まあ、看板くらいなら、新しくしてもいいか」
真は、少し考えてから、頷いた。
「本当ですか!? では、拙者が腕によりをかけて、素晴らしい看板を作ってまいりまする!」
巴は、嬉しそうに、店の外へ飛び出していった。
「……巴さん、張り切りすぎですわ」
澪が、苦笑した。
「まあ、いいんじゃないか。ああいうのが、巴の良さだ」
真は、静かに言った。
環は、その様子を、静かに見守っていた。
(私も、ここにいていいんだ)
(真様の役に立てて、みんなと一緒にご飯を食べて)
(こんな日が、ずっと続けばいいのに)
環は、そう思いながら、スープを一口、口に運んだ。
温かい。
体の芯から、温かくなる。
環の口元に、小さな笑みが浮かんだ。
——
夜。
従者たちが、それぞれの持ち場に戻った後。
真は、一人で店の前に立っていた。
月明かりが、石畳を照らしている。
遠くで、虫の声が聞こえる。
静かな夜だった。
真は、店の郵便受けに、手を伸ばした。
「……なんだ、これ」
郵便受けの中に、一通の手紙が入っていた。
白い封筒。
そこには、羽根の模様が、金のインクで描かれていた。
真の指が、一瞬、止まった。
(また、あいつからか)
真は、封筒を開けた。
中には、一枚の便箋。
そこには、たった一行、こう書かれていた。
『今度こそ、お前の大事なもの全部壊してやる』
真は、便箋をじっと見つめた。
「……そうか」
真は、静かに呟いた。
そして、便箋を、ビリビリと破り捨てた。
白い紙片が、夜風に舞う。
「黄門様」
声がした。
振り返ると、巴が立っていた。
「巴。いたのか」
「はい。……あの手紙、女神からでござるな?」
巴の金色の瞳が、真剣な光を宿していた。
「ああ。……だが、もう、あいつに怯えるのは、やめだ」
真は、巴を見た。
「俺は、もう逃げない。ここが、俺たちの居場所だ。女神が何をしようが、この街で生きていく」
真の声は、静かだった。
だが、その瞳には、強い決意が宿っていた。
「……黄門様の仰せのままに」
巴は、深く一礼した。
「真様」
澪も、いつの間にか、真の後ろに立っていた。
「澪。聞いていたか」
「はい。……真様のそばにいられるなら、私は、どこへでも参りますわ」
澪は、真の腕に、そっと手を添えた。
「若様」
識も、静かに現れた。
「識もか」
「ええ。……微力ながら、私もお力添えいたします。若様の進む道を、お供させてください」
識は、穏やかに微笑んだ。
「あの……私も」
環が、おずおずと、真の前に立った。
「環」
「私も……頑張ります。真様の役に立てるように、もっと、もっと頑張ります」
環は、小さく拳を握った。
真は、四人の従者を、ゆっくりと見渡した。
「……ああ。頼りにしている」
真は、そう言った。
マスクの下で、静かに笑った。
——
翌朝。
蜃気楼広場に、新しい看板が掲げられた。
『クズノハ商会』
巴が、腕によりをかけて作った、立派な看板だった。
真は、その看板を見上げた。
「……いい看板だな」
真は、静かに呟いた。
朝日が、看板を照らしていた。
その光は、とても眩しかった。Noveliaとは?
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